関JAGA通信(98/6/6) 第14号

Carat
一目見て気に入った決算系ゲーム。
ボード上にちりばめられた、1〜5点の得点チットを囲むように8角形のタイルを並べていき、囲みきったところで決算が起こります。8角形タイルは4色、1〜6点で、得点チットに面した色が決算の対象となります。得点計算方法は、チットの点×面している色(最大20点)で、同点時はお約束のキャンセルが発生します。
川平さん、中野さん、私、●さんでプレイ。全員初プレイです。

手札が1枚しかないため、置く場所以外選択の余地がありませんが、自分が得点できない所には、誰かの色で固めて得点を抑えたり、わざとバッティングさせて得点を無効にするなど、皆、基本技はすぐに体得(嫌な人達だ)し、長考の連発。軽いゲームのはずが、非常に重いゲームになっていました。

マルチゲームの常で、初めにおいしい思いをした人が、みんなに叩かれ、だんご状態で終盤を迎えました。川平さんが一歩抜け出した状態で最後の手番を完了した川平さんは、運を天に任せますが、残ったタイルの形にも助けられた川平さんが、皆の反撃を振り切って勝ちました。

プレイ前の予想通り、おもしろいゲームでした。またプレイしたいゲームです。

OUTPOST
モノトーンのゲームボードに貧相なチット。B級SFゲームというイメージがぴったりなゲーム。バネストさん、後藤さん、NIK夫妻、吉川(修)さん、戸田川さん、私の7人プレイ。

基本的には工場を建設して、人を雇い、製品を生産して金を儲けるビジネスゲームです。工場は9種類あり、それらの工場で生産された製品は、即現金化され、収益となります。収益は、単純に各工場分存在する山札からカードを引くことで表されます。

カードの価値(数字)は工場によって異なります。最低の工場は、3とか4ポイントというショボイ額しか貰えませんが、最高の工場では、平均50ポイントの収益が見込めます。
精鋼、水産の零細工場建設や、5人までの雇用は、誰でも行うことが出来ますが、その他の工場(チタン、バイオ等)を建設したり、ロボットを導入したりするには。その使用権を入札で獲得しなければなりません。

カードを山から引いたり、使用権を購入する様が「文明の曙」に似ており、貿易のない「文明の曙」といった表現がピッタリだと思います。

ゲームは、序盤こそ我慢のプレイでしたが、手札を増やす権利を入手して、いち早く高価な化学工場を建設した後藤さんが圧勝しました。(写真は唯一、この最高ランクの工場で生産することができた後藤さんの最高得点カードです。私なんか、13点位が最大だったのに・・・)

今回は7人プレイだったので、山札がなくなる状況が頻発しました。勝利ポイントの高い順にプレイされるので、底辺のプレイヤー(通称:冷や飯)には悲惨な状況が続きました。バネストさんは何故かジャスコの歌、私は人を雇う時、「人間、買って、ララッラーララララーラー」と歌い出す始末。異様な盛り上がりでした。

万人受けするゲームではないかも知れませんが、ゲーム通にはたまらないゲームではないでしょうか。


投扇興大会
今月は会場が和室だったため、投扇興大会を開催しました。今回は、スキルの差を是正するため、熟練者に−5点、初心者に+5点、女性には更に+5点のハンデをつけ、1試合8投、参加者24名によるトーナメント戦で行われました。

このハンデはかなりきつく(たとえば熟練者と未経験者女性との対戦では8投で15点のハンデがある)、有力者が続々と脱落していき、ハンデ持ちで唯一準決勝まで残っていたのは何故か私だけという波乱の展開になりました。

結局、私の悪運も準決勝で尽き、3位決定戦でも負ける辺りは私のここ一番での力弱さを物語っていると思います。
決勝戦は高橋さん、近藤さんの両初心者同士というフレッシュな対決となりました。近藤さんはここまで、コンスタントに30点以上の高得点で圧勝してきており、決勝戦でも高橋さんを圧倒、見事優勝の栄冠を勝ち取りました。

今回の大会では、大技のオンパレードでした。それでは行きましょう。今日のホームラン!

次回の関JAGA通信は、次回例会 7月 4日(土)以降、気が向いた時に発行予定。


トップページへ戻る    一つ上のページへ戻る