穴の中の仔ウサギ(HAUSCHEN IN DER GRUBE)
お店に入ると、先月関JAGAに来られた、店長(?)の伊藤さんを発見。ゲーム談義をしているうち、
創作ゲームで有名な上田さんが、このゲームを持っている事が判明。早速携帯で上田さんを呼び出し、持ってきてもらいました。
このゲームは、「ザ・ゲームカタログ’90(KOEI)」という名著を読んで、是非欲しいと思っていた逸品ですが、手に入りませんでした。このゲームをプレイするだけでも広島に来た甲斐があったというものです。
メンバーを集めて、早速プレイ。ルールはいたってシンプルで、鎖の内側に自分の色のウサギを並べ、順番にサイコロを振り、出た目の分だけ、外側にウサギを動かしていきます。そして、穴の中に全てのウサギが落ちたら負けになります。
各自3ライフあるのですが、手番が最後という事もあり、上田さんが全てのウサギを落としてゲームオーバー。あまりにもあっけなく終わったので、今度は上田さんが先手でプレイ開始するも、またまた上田さんが全てのウサギを落としてゲームオーバー。
サイコロ運といえばそれまでですが、上田さん以外、誰もウサギを落とさずに終わり上田さんの完敗。ルールを改訂しようかとかの話も出ましたが、マニュアルの最後の一文を見て納得(子供向けゲームです。細かい事は気にせずプレイしましょう)。
SPHINX
お次はSPHINX。伊藤さんがどうしても欲しくてオークションで購入したという二人用ゲーム。これもゲームカタログに掲載されていた作品です。上田さんと対戦しました。
7×7のマスに迷路を作成し、先に脱出できた方が勝ちになるゲームです。
入口と出口のみ相手に知らせます。迷路には15個までの壁を配置できます。手番プレイヤーは入口か白チップの位置から縦・横のいずれかに進んでいきます。壁に突き当たらない限り、何度でも宣言できます。但し、壁にぶち当たったら手番終了で相手の番になります。進んだ場所には、白いチップを置き、壁には黒いチップを置きます。
7×7ボードは、各自相手のマップ作成用(ついたてのある方)と探索用の2つを使用します。
この迷路作成PHASEが非常に楽しい。いかに効率良く壁を配置するかを考えたり、ゴール直前まで進めさせて(夢を追わせて)袋小路だったと分かった時の愕然した顔を見た時の快感といったら・・・(俺って性格悪い?)
2戦行った結果、2戦とも勝利。トラップにことごとく捕まった上田さんどうもありがとう(制作者冥利に尽きます)。
このゲームはRavensの物ですが、'90年当時で既に絶版。ルールさえ分かれば紙とエンピツがあればプレイできます。WGG評価で5/9。2人用ゲームの名作といえるでしょう。
TIMBER LAND
上田さんが、山口県の輸入ゲーム屋で購入したゲーム。森に木を植えていき、ゲーム終了時、一番ポイントを多く取った人が勝ちになります。
木は1本植える毎に1点ですが、縦か横に隣接して植えると3点、3つ隣接すると6点になります。要は、より多くの木を集結して植える事が重要です。
木は種を植えてから木に育ちます。日の当たらない場所(四方を木に囲まれた場所)にある種や木が枯れるのは秀逸なアイデアといえます。このゲームでは、季節がターンになって、季節毎に行えるイベントが異なりますが、これはWaldmeisterに似ています。
このゲームでは、木こりがボード上に存在し、その木こりが移動する所に生えた木は全て切り取られます。木こりは特定の方向に一直線しか進めません。ですので、高得点をとるのはハイリスクハイリターン(連続して木を生やさないとボーナス点が入らない)になっています。
最大の数字カードをプレイした人が、木こりを動かせますが、数字が大きい程、移動方向に制約があります。また、プレイするカードはシャフルして上から順番にプレイするので、自分で自分の木をきる羽目になる可能性があるのがおもしろいところです。
その他にもイノシシ(種を移動させる)が登場し、他人の種を僻地に追いやったり、自分の種を高得点の位置に移動させる事ができます。サクサクとプレイが進むので、前述のWaldmeisterよりも万人向きでおもしろいと思いました。
<最後に>
今回は急遽、多忙の中、上田さんを呼び出してしまいましたが、快くゲームに付き合ってくれた上田さん、どうもありがとうございました。