HAL99さんゲーム会(2021/07/31)

[TOP][ゲームインデックス][動画インデックス][ゲーム会一覧]

Nemesis [BGG]

SFホラー映画の古典「エイリアン」の世界観をゲーム化した作品。まおさん、HAL99さん、tottokoさん、私の4人。

各プレイヤーは個々の勝利条件が設定されているので目的は相反するのですが、全員死んだら負けなので、ある程度協力せざるを得ないという微妙な協力型ゲームの設定。

私は非戦闘を好むので、サイエンティストを選択。
私の目的は、まおさんを排除するか、まおさんの死体を持って脱出するか。いずれにしても、まおさんを倒すしか無い。ただ、直接攻撃はできないので、「エイリアン(このゲームではイントルーダー)を狙ったんだけど巻き添えを喰らわせてしまったようで、サーセン」とか、「私は身の危険を感じて、とっさに逃げ道を封鎖してしまいましたけど正当防衛なので」とか、偶然や他意は無いことを装い、不慮の死を遂げてもらうのが理想です。

私は、行く先行く先でシャッターがふさがって孤立させられ、部屋が炎上して逃げているうちにエイリアンに遭遇、ショボイピストルの弾薬も尽きて素手で殴るしかなく、そうしたら感染してと、典型的な転落パターンで早くも脱落。こういう場面でサイエンティストは頭の使いようもないので、なんの役にも立たない。

命運尽きて、俺の命もここまでかと諦めていたところに、まおさんが登場!
颯爽と現れて、イントルーダーを倒し、脱兎のごとく逃げていきました。。。

しかし、まおさんが私のもとに来てくれたのは、私を助けるためでもなんでもなく、私の居た部屋で外部との通信をしたかっただけでした。ただ、イントルーダー討伐に気を取られ本来の目的を忘れて、出ていってしまったまおさん、通信室に戻ろうと思っていた刹那、tottokoさんに連れ去られていってしまいました。。。

そんな3人とは終始、別行動だったHAL99さんはアイテムを万全に備え、ハッチを開けて宇宙船から脱出。HAL99さんだけ生き残れば良いという勝利条件だったようなので、あとは高みの見物。みんな死ねばいいのに状態。

まおさんは、「私も脱出できたのにぃ、通信室で通信できれば...」と悔しがりますが、心配ありません。まおさんが通信しようとした瞬間、私は全力で妨害しましたから...

こんな感じで、基本的には自分だけ生き残ればいいので、表面上はみんな紳士的に振る舞いますが、腹の中はみんな死ねばいいのにと思ってます(たぶん)。

Tottokoさんは、ターンを重ねるごとに毒が回っていく重病にかかり、ほどなく死亡。まおさんもイントルーダーに噛みつかれて死亡。私も素手で殴ったせいで感染して死亡となり、唯一生き残ったHal99さんの勝利となりました。

イントルーダーは強すぎて、まともには倒せないです。なので、とっとと逃げ出す算段をしていくことが重要なようです。ただ、どうせならはじめはスライムみたいな弱っちいやつで、徐々に強くなっていくとかそういう成長過程を踏める感じのほうが個人的には好みには思いました。まぁ、でもこういうゲームは、雰囲気というかプロセスを楽しむゲームだなと思いますので、エイリアンに追われて逃げ惑う様を楽しむには良いゲームなのではないでしょうか。


Terraforming Mars: Ares Expedition [BGG]

ついに、テラフォーミングマーズのカードゲームが登場しました!
内容は、ほぼRftGなのでレースフォーザマーズとでも呼ぶべきでしょうか。

ゲームは5つのフェイズに分かれています。
1.Development
2.Construction
3.Action
4.Production
5.Reserch

プレイヤーはこれら5種のフェイズカードから1枚選択し、同時公開。選ばれたフェイズのみ実行される。実行されるフェイズは全員が行うことができるけど、そのフェイズを選択した人にはボーナスがある。まんまRftGです。

テラフォなので初期会社の選択とか、鉄やチタンのクーポンの概念、温度や森や海の基本アクションは健在です。
違うのは都市が無いのと、ボードは海が無いことくらい。

1と2は種類の異なるカードを出すだけで基本同じ。1のカードはインフラ系が中心。つまりお金や鉄や熱の基礎値を上げていきます。2は動物。微生物系やイベントカードが中心。

3の青いアクションは手番に自動的にできるとかそういうものではなく、アクション選択が必要になりました。

場に出しているアクションはすべて実施できるのですが、手番で選ぶメリットは、同じアクションを2回打てる点です。強力なアクションを出している場合は魅力的ですね。

4は収入フェイズ。その時点の各ゲージからの生産物や森、お金やカードが手に入ります。カードもリソースのひとつに入ったので、カードのゲージを上げることができれば手札が増えます。

5は手札補充。これはRftGのそれ同じです。

あと、手札はすべて不要な時に、いつでも廃棄して3金にすることができます。

それと、アクションフェイズでは、お金の持ち越しを許さないルールになっているようで、基本アクション(温度、森)を打つ資金がある場合は、打たないといけないようです。
このルールがあるために、現金は常にかつかつ。この制限はなかなかユニークですね。

それからアクション選択する場合、同じアクションの連打はできません。これが実にいい。誰かにやってもらえることを期待する感がなんとも言えません。

今回、初回プレイ用なのか、緑カード(インフラ系)4枚はまず配った上で、残り4枚は普通に配るというルールでプレイしましたが、これは良いですね。序盤はまずインフラ整備したいので、あった方が良いです。

1戦目の初期会社はEcoline。テラフォで最強の1角だった会社です。初期手札に葉っぱ+2LVがあったので迷うことなく選択しましたが、そのあとがよくなかった。

私はACTIONで3葉っぱで1温度上げる効果のコンボを作ったのですが、これってEco会社の7葉っぱで森獲得の特性何も活かせてないやん!。大局観の悪さで惨敗。

2戦目はTHORGATE。稲妻アイコンが3金安くなる会社です。効果はショボイですが、EcoLineに比べて初期資金が18金も多いぜ。つまるところ、7葉っぱで1森もらえるという効果に18金も払っていたのにそれを活かさないとは本当にアホでした。なので、今度は現金が潤沢な会社を選択。

一応、申し訳程度に1燃料はついていたので、このゲージを特化。燃料をお金に転換する効果を付けて、アクションで安く森を建てていく作戦にしました。

この作戦自体は悪くなかったと思うのですが、燃料ゲージ上げに拘りすぎて、TR値やVPが疎かになりました。ゲージだけ上げてもVP上がらんからなー。ということでまたしてもHAL99さんに完敗。

これは非常にリプレイ度・中毒度が高いですね。さりとて軽すぎるでもなく、Roll for the Galaxyよりも明らかに重く、やりごたえがある。当分の間、テラフォやるならこれで良いと思える作品に仕上がっていると思います。



トップページへ戻る     一つ上のページへ戻る