HAL99さんゲーム会(2021/04/03)

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Viscounts of the West Kingdom [BGG]

ロンデル+デッキビルドなWest Kingdom3部作の最新作。Hal99さん、やざわさん、私の3人。

邦題:西フランク王国の子爵。面白いとは聞いていたものの、今までプレイに縁が無かったのですが、ようやく遊べることに。3部作の中では一番評判が良いようです。

このゲーム、手番では手札カードを個人ボードに置くところから始まります。手札のカードは初期能力はしょぼいので、プレイ中に購入していくことになるのですが、カードに記載があれば、購入時・配置時・場に出ている時・押し出され時などのタイミングで特殊能力が発動します。

カードは3枚分のスロットがあり、すでにあるカードは右にズレ、右端に到達するとカードはボード外に押し出されます。この時、押し出され効果が書かれている場合はその効果が発動します。同様に配置時も、特殊効果の記載があれば発動します。配置時効果は、インスタント効果でおなじみの稲妻アイコン、だいたいこういう効果って買ったときだけで、あともらえずガッカリが相場ですが、デッキを高速回転することで、何度も発動できるのが地味に嬉しいです。

カードを置いたらアクションを行いますが、このアクションで必要なリソースは、個人ボードに見えている3枚のカードにかかれているリソースの合計です。当然、複数のリソースが書かれている方が強いし、同じ種類のリソースを重ねたほうが効果も大きいし、オールマイティ(ドクロ)アイコンは汎用性があり強力です。

アクションは移動した先の場所で実施。カードの購入金額と移動能力は数字が共用で、効果なカードほど移動力も大きい。但し牛歩はできないので、移動力が大きければよいかというとそうでもないのが悩ましい。反面お金さえ支払えば歩数を増やすことは可能。

外周と内周があり、外周はトレード(リソース獲得)と建築。建築すると、建てた建物によりリソース・手札・移動力などが強化され、置いた場所による効果とゲーム終了時VPがあり。

内周には写本と城アクションがあります。写本は、特殊効果に加えてセットコレクションがあります。これは各色セットでX点というものと、同種3枚で建築と同じような特殊能力のカードがもらえます。

城はアクションポイントに応じて最大5人までワーカー配置可能。同じプレイヤーのワーカーが3人以上になると、2人は両サイドに、1人は1段上に移動。この上がった先で特殊能力が発動します。移動先でも連鎖が発生し、3人溜まったら同じ処理を行います。上段で3人溜まった場合は、横にはずれず、もう1段上がり、好きなリソースがもらえます。一番最初に最上段に登った人は5VPと手札上限+1カードがもらえます。ゲーム終了時はワーカー1人あたり、1段目1VP、2段目2VP、3段目3VP獲得します。

個人ボードには悪と善のパラメータがあり、何らかのアクションを行うことで、これらのパラメータが移動します。

カードリソースにはドクロマークのアイコンがあり、これはオールマイティになっていて非常に使い勝手が良い反面、プレイすると悪が進みます。悪と善のパラメータが進むといずれ、互いが交差するタイミングが訪れます。この交差する場所によって、様々なものがもらえます。

善が進んだ場所で交差すると、善のカードが、悪のカードが進んだ上で交差すると悪のカードが獲得できます。この効果は他人にも波及します。

善のカードはVP付で、裏返すとVP増加。悪のカードは失点付ですが、裏返すと失点が解消しリソースがもらえます。

何をやってよいのかさっぱりわからない状態で、とりあえず善が良いよねと、みんなが善行を繰り返す展開になり、善のカードがあっという間に枯れてしまいゲーム終了。

気がつけば終わってしまった感じで、あまりのあっけなさに再戦。1戦目の教訓では、ドクロっていうほど怖くないことがわかりました。というのも、悪カードを取ったところで裏返すことができればリソースもらえるし、何よりドクロの汎用性は、やってみるとわかりますが非常に魅力的です。

なので積極的にドクロカードを取りに行くようにしました。そして今回はなにかに特化しようと写本と建築は捨てて、城に特化。3人いれば最低2つは置けるので、一度3人送り込んだ後は、2人配置して一人あげて・・・を繰り返せば、そんなにリソースを取らなくても、毎ターン城アクションができます。たまーに息継ぎのために外周出てリソース確保し、ほとんど内周に籠もって城アクションしてました。

結果、僅差で勝利。非常に面白いゲームではありますが、城特化は強すぎ感が否めないですね。とにかく毎ラウンド城にさえ行けば良いので、やや単調感は拭えません。ただ、連鎖できた時の爽快感は半端ないです。もっと写本を強力にするか、城しかやってないとなにかのペナルティを与えるとかにしても良かったかも知れません。

2戦やりたいと思うゲームには違いないので、またプレイしたいです。


Gaia Project [BGG]

やざわさん大好きGaia Project。私にも、やざわさんと同じくらいの愛情を注げるゲームを見つけたいものだと真剣に思う今日このごろ。

今回は、変わったものやってみようとランティダ人。他種族の入植している惑星に改造コスト無しで鉱山を建設できる種族です。改造コスト無しなんて超ツェェと思うのですが、デメリットも超キツく、アップグレード不可、入植種類無効、ガイア点無効など、拡張性が非常に乏しいです。

首府まで建築すると、2技術もらえるので、まずは首府一直線で、建てれるだけ鉱山建てて、技術強化していくことに決定。

ただ、プレイしてみるといろいろ不自由を感じることに。入植種類やガイア点が無いことから、QICや特定の技術タイルには制限が発生。また改造コストがないことは良いけど、反面改造トラックを上げるのも躊躇われるし、アップグレードできないので、もらえる技術も有限だよなと思うと、気持ちも萎えてしまい、ほとんど特徴が活かしきれませんでした。構想力というか、そういうイメージを描ききることができませんでした。

他人のところに鉱山建てるというのをどの程度活かせられるのかわかりませんでしたねえ。鉱山は1点でしかないので、首府が4pになるやつを取って同盟強化とかしてみたけど、それほどの威力も発揮できず。終盤は建てるべき鉱山が全てなくなり、手がなくなってしまいました。初心者がプレイするにはちょっと敷居の高い種族でしたね。

ゲームの方はHAL99さんとやざわさんの一騎打ちで僅差でやざわさんが勝ち。お見事でした。

あと10戦位したあと、またやってみたいです。ランティダ人。


Serengeti [BGG]

競りがメインのカードゲーム。競りと聞いただけで、かなりテンションは下がるのだが、やざわさんも、わかっていて持ってきているはずなので、何かあるのだろうとインストを聞く。

このゲームでは、親が山札から1R目は1枚、2R目は2枚、3R目は3枚と競り対象カードが増え、次はまた1枚に戻り、2…3と1〜3枚の競りを繰り返し、山札がなくなるまでプレイを続けていきます。

最終的に獲得したカードは同じ色のカードが枚数に応じて1,3,6,10,15点となり、一番点の多い人が勝ちになります。

各人10金持ちで、競り落とした人は他のプレイヤーにその落札額を支払います。

ここまでは、なんいうかフツーの競りゲーで、特に珍しくもない、ふ〜んという感じですが、すごい仕掛けがありました。
・競り落としたカードは自分の前に置くのですが、そのカードの数字はビッドで言えません!!
・競りが終わった時、その落札額とプレイヤーの出しているカードの数字が同じ場合、その人に落札額が渡ります。複数いるか誰もプレイしていない場合は均等に配分。

たとえば、私だけが3と4と5のカードをプレイしている場合、前のプレイヤーが2といえば、私はビッドしたければ6まで上げなければなりません。

但し、誰かが4で落札すれば、私がその金額をもらえます。10を超えた場合、1の位で決めます。

序盤に4と5と6の数字をやざわさんが落札していたのですが、このあたりの数字って丁度落札するのにいい感じなんですよね。なので、やざわさんはずっとパスしていてもほとんどお金がやざわさんに入り込む展開となり、やざわさんの圧勝。

競りゲーは苦手なんですけど、これはなかなかいけますね。勝ち負けよりもプロセスが面白かった。2001年のゲームのようですが、良く見つけてきましたね。さすがです。



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