HAL99さんゲーム会(2020/12/27)

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これは不定期にプレイされるHAL99さんゲーム会のレポートです。

Alubari: A Nice Cup of Tea [BGG]

Snowdoniaのリメイク。ダージリンヒマラヤ鉄道建設がテーマのワカプレ。HAL99さん、やざわさん、高田さん、私の4人。

オリジナルも含めてプレイは初。オリジナルでは天候カードにややパランスを欠いていたようで、それが改良されているとの事。一番多くのVPを獲得すれば勝ちとなるゲームで、VPの元となる要素は鉄道や駅の建設と契約カードや装備カードの獲得です。

ワカプレの基本である増員の権利は、装備カードで得られます。ほとんどの装備カードや鉄道で必要な素材は鋼鉄。但し、この鋼鉄はすぐにはもらえず、元となる鉄の3:1交換でようやく獲得ができます。

アクションは
A:素材の獲得
B:発掘
C:リソース変換
D:線路敷設
E:装備カード/駅建設
F:契約カード獲得
G:茶葉の獲得/茶葉⇒チャイへの変換
となっています。

各プレイヤーが手番順にプレイしていきますが、各アクションには複数のマスがあり、好きな数字のところにワーカーが配置できます。基本的には先手有利。Aのアクションでリソースがもらえるのですが、山から引いた12個の素材、鉄/石/チャイの3つが置かれてます。チャイは1つしか取ることができません。とれるのは3つまで。各プレイヤーの基本ワーカーは2人。

アクション解決はアルファベット順。なので、AとCにワーカーを置ければラウンド中、リソースを3つ取って、それを変換してようやく鋼鉄が1つ得られます。

Bの発掘では、ガレキが獲得できます。ガレキはCの変換アクションで鉄と交換でき、ガレキや鉄は駅の建築資材となります。発掘場所に応じてVPや収穫時に茶葉が得られます。
Dの線路敷設は1鋼鉄で1本引けます。線路を引くことでVPや後述する契約カードでのボーナスが見込めます。
Eの装備カードは獲得するだけで、まずVPが入り何らかの特殊能力がついてます。あと、チャイを支払う事で、ワーカーを1人増員できます。駅は建設する事で、ワーカー/VP/カードが獲得できます。
Fの契約カードは、ゲーム終了時ボーナスと各A〜Fのいずれかのファイズに1回だけ使用できる能力があります。
Gは天候によって異なりますが、2〜3枚の茶葉を獲得するか、茶葉をチャイに1:1で交換できます。チャイは各アクションを強化できるリソースで、たとえばAのアクションでは、リソースが5つとれます。またCのアクションでは、通常3回までの交換が無制限となるだけでなく、鉄⇔鋼鉄の変換比率が3:1から2:1に上がることも見逃せません。

初手A:Cは装備カード獲得の最短ルートなので、人気アクションですが、2アクションも使って、1つの鋼鉄を得るためだけにアクションを使うのはもったいない。なので、まずはインフラ整備が肝心と思い、まずはFで目的を決めることに。すると同じBの契約カードが2つ出ました。発掘でガレキが2倍取れるのと、2つ線路を引いたら15VPの効果です。つまり4つ線路引いたら30VPになります。なので、まずは鉄をたくさん集め、10個以上貯めてから変換することにしました。

とはいえAは人気アクション。なかなかマスが空きません。各自が装備カードを取り、私だけがワーカーを増やせない厳しい状況。

ただ、私にはある考えがありました。もうじきイベント(白キューブ)でメンテナンスフェイズがやっくるので、そこで装備カードをもっている人はチャイ調達に手数がかかるだろうことと、その後の収穫フェイズでチャイが獲得できるので、今のうちにBを連打して、収穫の基礎力を上げておこうと。

願い(?)が通じて、イベントが連発し、メンテナンスフェイズ突入。高田さんはチャイ不足で1枚返却。hal99さんは、直前にメンテナンスコストZEROの装備カードを確保していたのでノーダメ(うまい)。次の年は豊作でイベントと収穫がダブルでやってきたので茶葉を大量ゲット。

鉄道は契約カードボーナスで4本引ければ良いので、あとは装備カード獲得に注力。私の取った装備カードで、イベントが出たらチャイ無しでワーカー増えるというのがあったのですが、この装備カードを獲得して以降、必ず白キューブが出てくれたため、全くチャイを支払わずワーカー確保できました。

悪天候が続くと、線路が引けないので、あと1つ引いたらゲーム終了というところから3ターン伸びて、線路が引けない=ゲームが終わらないという、展開になりましたが、イベントでNPCが線路を引いてゲーム終了。展開にも恵まれ、僅差で勝利。

正統派ワカプレで素直に面白いゲームだと思います。


やざわさんの紙ペン(Gaia Projectテーマ)

いろんなボードゲームの紙ペン版を試作しているようで、今回は、Gaia Projectの紙ペン版。

ルール説明の時には、Gaiaモチーフという話はなかったのですが、どううみてもこれは...スコップのコストと同盟じゃないかと思って聞いてみたら、良くわかりましたね、ちなみにいうと、青キューブがQIC駒ですと満面の笑みで語るやざわさんが印象的でした。

なかなか良く出来ていて面白かったです。他のシリーズも試してみたいですね。


Hallertau [BGG]

これは気になっていたローゼンベルクの農業系ワカプレ。ローゼンベルクのゲームなら、やらないわけにはいきません。

このゲームの最大の特徴は、公民館の窓に穴の開いた個人ボード。ここから見えている数字が使用できるワーカーの数。この窓を右側にスライドされることで、ワーカーとVPが増えます。じゃあどうやって右にスライドさせるのかってことなのですが、5種類の工房があり、それぞれ記載された条件のコストを支払う事で、右に移動します。5種類全て移動させないと家は右に動きません。

支払うコストは基本的にはラウンド数です。なので、ラウンドが進めば進むほどコストは重くなります。このあたりは、オーディンの移民コストを思わせます。例えば織工所の場合、麻か毛皮かウールが必要で、1Rは、どれか1つ支払えばよく、2Rはどれか2つ、3Rはどれか3つ・・・の要領です。この時、複数種類で払えば、割引があります。

たとえば、1Rに毛皮が3枚あれば3マス進められるのですが、これを阻むのが2歩先にそびえる石で、これをどかさないと進ませることができません。石を移動させるには工具が必要で、1ワーカー支払う事で工具が一つもらえます。この工具は次ラウンドに持ち越し可能です。

但し、1歩先は空いているので、毎ラウンド1歩進めるだけならば工具は必要ありません。

とりあえず、各種類進ませるためには、いろんなリソースを集めていかなければと均等に取り、畑も必要、羊も必要とカードも取ってとまんべんなくやっていたのですが、これはダメだったようです。

というのも、ワーカーは最大で12人。6ラウンドしかないので、フツーにプレイしていくと7-8-9-10-11-12となりますが、これだけではVPは入りません。更なる押し込みを行う事で、18-34-50-70とVPが獲得できます。リソース以上に大事なのが、リングでこれを取ることで(石の考慮は必要ですが)無条件に工房を1つ進ませることができます。

複数の押し込みを行うには、リングの力が必要でしたが、リングを全くと言っていいほどとっておらず、リングプレイをしていたやざわさんが圧勝。私は最下位に沈みました。

たぶんリングを取らなくとも得点カードを多く取ることでカードプレイでも戦えそうなので、どちらでも楽しめそうです。

いやあ、これは素晴らしい。欲しくなりましたよ。



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