HAL99さんゲーム会(2019/12/01)

Animal Inc [BGG]

各プレイヤーがピラミッド型のビジネスエンパイアを構築していく半協力型ハンドマネジメントゲーム。HAL99さん、ひだりさん、如月さん、私の4人。

各プレイヤーが順番にカードをプレイし、1段目=8枚、2段目=7枚…のようにピラミッド状にカードをプレイしていきます。上段にプレイするためには、その下段2枚のいずれかと同色である必要があります。

そうしてプレイした結果、ピラミッドが5段目に到達していた場合、一番最後にプレイした人が5段目以上のカードの数字を総取りで、その他の人は手札の一番大きい数字がマイナス。半面、4段目以下で終わった場合は、一番最後に出した人は手札の一番大きな数字がマイナスで、その他のプレイヤーは手札の一番大きな数字がプラスになります。

そのため、勝てるなと思えば、カードをプレイできる方向で出していくし、無理だなと思った場合は、極力しゃがんだプレイになります。このルールだと、勝つためには最後の一人にならなければならないし、変に突っ張って5段に到達しなければマイナスを喰らいます。半面、しゃがみに徹した場合、5段目に到達しないよう、早くカードが出せなくなってドロップできるようなプレイになります。こちらの方が明らかに楽なので、皆がしゃがみだします。

しゃがむ人が多ければ、なかなか上段に行けませんから、いかにカードを出せないかの争いになります。今回もそんな展開でした。メンツが悪いといえばそれまでですがw、ルール的にどうなんですかね。この手のゲームは上に上にいけてこそでしょう。一人しかボーナスをもらえないというルールでは、上まで伸ばすインセンティブになりません。5段目以上は数字が各自得点になるとか、伸ばすことを皆が目指すルールであるべきでしょう。

もちろん、「それをわかった上で、だからこそ抜け駆けを狙うんですよ、ここ一番で」という事なのかもしれません。しかし、そのヒネリ必要ですかね? もっと素直に上に伸ばすことを推進するようなルールの方がシンプルだし、面白くなるんじゃないかなと思いました。


Aeon's End: War Eternal [BGG]

協力型デッキビルディングゲーム。以前は本体プレイだったと思いますが、今回は拡張入りで。完全にルールは忘れていたのでインスト受けていざプレイ。難易度は10段階で3(EASY)の敵(ネメシス)です。

私のキャラは「トロフィートークン毎に2ダメージを与える」というもの。トロフィートークンは破滅のカードで敵を倒した時にもらえます。但し、1ダメージしか与えられないので、とどめを刺すには優秀な参謀が必要になります。

このゲームは各プレイヤーターンと敵ターンの2回が毎ROUND事ランダムに回ってくるシステムになっています。

私は攻撃力のあるカードをとりつつ、3slot目のブリーチを開けて攻撃力強化しますが、自分の手番がいつくるかわからないので、なかなか自分で丁度倒せるように調整するのは難しいです。もちろん、協力プレイなので、「俺がとどめ差すから殺さず温存しておいて」というのは可能なのですが、殺さずに生かしていると敵ターンからの攻撃を受けるため、殺せるときに殺すというプレイになりがちでなかなか都合良くはいきません。結局、トロフィは2つしか集められず。

しかし、EASYモードのせいか、そんな私でも2回本体攻撃すれば8ダメージはいるので、これで致命傷が与えられました。最後はひだりさんが攻撃して見事勝利。

そして2戦目。今度はもう少し歯ごたえのあるやつをと難易度:7のネメシスです。1戦目勝ったとはいうもののいろいろ反省材料がありました。特にデッキ圧縮の遅さ。圧縮できるカードの獲得が遅すぎて大量の水晶が残りデッキ回転が悪かったので、私は早期に圧縮できる体制を取りました。HAL99さんも同じような戦略で、やっぱりインフラ整備が必要だよねと顔を見合わせます。

しかーし。我々は肝心なことを忘れていました。ネメシスが強力になっていることを。そう、悠長にインフラ整備なんかしている余裕はなかったのです。1戦目よりも攻撃カードを取るのが遅れたうえ、敵が強くなっているので、なかなか倒すことができず、ネメシスの手番が来る度、我々の体力が削られていきます。

しかも一定量の攻撃が終わるとネメシスが戻ってくる効果があり、何度もネメシスターンが発生することに。しかし気が付いた時にはもう時すでに遅くボコボコに殴られてゲーム終了。我々に難易度:7は早すぎたようです。。

という事でAeon's Endはデッキ構築系という事で私の好きなジャンルでもあり、やはり面白いです。これは気の合う仲間でプレイするのに最適ですね。


It's a Wonderful World [BGG]

7Wonderに近いプレイ感のドラフトゲーム。

各プレイヤーはドラフトで入手した7枚をもとに建設するか資源に変換するかを決める。資源に変換したカードは資源に変換して廃棄。建設したいものは残して今獲得した資源をその建物に置く。建てた建物は自分の会社の上に置く。その後リソース獲得フェイズとなり、自分の会社(本社)でもともと生産できる資源と既に建てた建物から入手した資源を順番に獲得します。

資源の順番は白⇒黒⇒緑⇒黄⇒青です。まず白を入手し、それを建物か本社に置きます。建物に置いて建設完了した場合、本社に置きます。ここで産出できるリソースがこのあとに獲得できるリソースなら、それも獲得できます。なので、このリソースの順番を意識して建設できると効率が良いです(考えるのはムズいけど)。

私の会社は青が強かったので、青系を集めることに。そうすると黒と相性が良いので青黒になりました。みんな自分に都合の良いのを取っていくと、特にバッティングなく自分の欲しいものが集まる感じに。

ただ、さすがにもっとマークすべきで、HAL99さんが金融マンのトークンを大量に集めてぶっちぎりの勝利。うぐぐぐ。さすがにキラーカードは絞らなければいけなかったようです。。。

オリジナリティという観点では見劣りするものの、安定したゲームシステムで面白かったです。ドラフト好きの私としては非常に気に入りました。サクサク遊べると思うので、中継ぎの一作として良さそうです。


スーパーバニーカンパニー [BGG]

食わず嫌いは良くないとは思うものの萌え系のイラストというだけでBGG評価で-2点になる私ですが、中身はサンファン風。

このゲームではサンファンのようにコストを払ってカードをプレイします。プレイされたカードは正社員と呼ばれ、これを8人雇用したらゲーム終了。一番VPの多い人が勝ち。

変わっているのが見習い社員で、見習いはカードをコストZEROでプレイできます。特殊能力も使用できます。但し、ゲーム終了時に見習い社員がいると無条件負け。見習い社員はコストを支払えば正社員に昇格できます。

なので、見習いをプレイしておいて特殊能力を使いつつ、正社員に昇格するというのが正しい活用法なのだと思いますが、手番には正社員/見習い社員は1枚しかプレイできないので、見習い社員としてプレイして、その後正社員に昇格させるというのは余程の特殊能力が無い限り1手遅れるんですよね。なので誰も見習社員をプレイしませんでした。

折角のオリジナルルールだと思うので、もっと活用できるルールにして欲しかった。例えばゲーム開始した1ターン目なら見習い社員と正社員をプレイできるとかのルールがあっても良かったかもしれません。

ただ、よくよく考えてみると開始2ターンはずっと手札補充していたので、この間に見習いは出せたかもな。。。てな感じで、手なりでプレイしているうちにHAL99さんがあっという間に8枚プレイして終了フラグ。私なんかwinny系だったのにやっと8枚出せたけど、よく見たらVP0点キャラばかりじゃああああ。

同人ゲームとしては頑張っているのかなという感じです。


Awkward Guests [BGG]

ひだりさん持ち込み推理ゲーム。誰が? 何を使って? 何故? 殺したのかを当てるゲームです。

各プレイヤーには推理シートと6枚カードが配られ、これらをもとに推理していくわけですが、犯人に関する情報はウィドウで決めるのではなく、クリプテッドのようにシナリオベースになっています。難易度も決められるようで、今回はEASYモードで。

各プレイヤーは手番に、場所か人を2つ指定します。渡されたカードは凶器か人か動機の情報と重要度が書かれていて、手番以外のプレイヤーは自分がこれに該当するカードがあれば、そのカードを裏向きに置き重要度を宣言します。例えば、"BATHROOMでMさん"と宣言した場合、これらに該当するカードが3枚あり、それぞれ重要度が1-2-3点のカードだった場合、3枚伏せて6点と宣言します。すべて出す必要はなく、出したくなければ出さなくても構いません。

手番プレイヤーは、欲しいと思う情報と自分のカードの交換を行います。この時、宣言された重要度以上でなければなりません。複数プレイヤーが該当する場合、手番中にもらったカードは出せません。

こうやってカードに書かれている情報を推理シートに記載していきます。このゲームの面白いのは、まず犯人は嘘をつくことです。仮にAさんが犯人の場合、嘘をついている可能性があります。また犯人や凶器を特定するのは単純ではありません。犯人の動機はいろいろありますが各人3種類です。それぞれは消去法になっています。つまり、カードには「Bは言う:Aは夢に破れて殺す奴じゃない」

とか書かれています。これらが全部潰れたら、その人は犯人じゃなくなるし、1つだけ残れば、その人が犯人なら動機は確定とかなるのですね。なので特定までの道のりが単純ではありません。また手番が一巡すると、同じカードが流通し続けて膠着しないよう、カードが1部シャフルされます。

今回私は、序盤に大きな勘違いをしてしまいます。場所のカードでTrophy RoomとBilliard Room間は誰も通らなかったよという情報を、Trophy RoomとBilliard Roomには誰もいなかったよと勘違いしてしまい、Cさんが、「ワシはBilliard Roomにおったよ」という情報を、「くくく、こいつ嘘いってるな」と早合点し、早々にCさんを犯人にしてしまいました。Cさんありきで情報を集めているので、Cさんの動機や凶器を消去法で潰していき、それぞれか1つ残った段階で、勝利宣言。それがこの写真なのですが、回答を見て「がーん。全部ちゃうやんけーwww」。

という事で私がここで脱落。次ターン、如月さんが見事当てて勝利となりました。

いやあこれは面白いですね。クリプテッドと近いところがありますが、クリプテッドでは、条件を間違うとバレてゲームを壊してしまいますが、これは自分の推理結果だけなのですべて自己責任で片付きます。これでもEASYのようなので、難易度を上げれば高度な推理ゲームが楽しめます。公式サイトではランダムモードにするアプリもあるようなので、無限の楽しみが味わえます。クリプテッド好きの人には是非プレイして欲しいです。私もまたプレイしたいです。これは面白い。



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