Tracks to Telluride
bone5さんが、ボードウォークで購入してきたという、翻訳したての鉄道ゲーム。
クレヨンで線路を引いていくのは、Empire Builderに似ていますが、このゲームは、目的地に物を運ぶのではなく、鉱山の採掘権を多く獲得するのが目的です。
鉱山の採掘権は、その鉱山に最初に到達した者が獲得するのですが、このゲームは他にも先着者が非常に有利なシステムになっています。
山道は殆ど先着一名しか通り抜けできないし、都市に到達した時のボーナスも最初に到達した者しかもらえません。ですから手番が非常に重要になります。その肝心の手番は資金の潤沢な者からプレイするので、富める者は更に太るという貧富の差の激しいゲーム展開になりやすい印象を受けました。
極めつけが、イベントカードで、一手目に引いたカードが、何と全ての会社は資金を75%失う(写真参照)という凶悪カードでした。その他、線路の多い会社は資金全て没収というカードも出現したため、宵越しの金は持たねえ江戸っ子が続出しました。
私は自分が通ろうと思っていた山道をこの凶悪カードのおかげでbone5さんに邪魔され、以後見せ場無く終わってしまいました。
鉄道ゲームという事で期待していたのですが、クレヨン引きならEmpireBuilderの方がはるかにおもしろいし、鉱山採掘ならSilvertonの方がおもしろいため、今一歩の感のあるゲームです。
CHΣOPS
古代エジプトのピラミッドの中から、価値のある装飾品を多く集めるのが目的のゲームです。
ピラミッドに並べられた装飾品は、手持ちの4種の家族カードを置くかわりに獲得できます。但し、同じ家族カードをタテ・ヨコ・ナナメに並べて置くことはできません。
入手した装飾品は、その場で現金化するか、手持ちにするか決定します。ここで手持ちにした時、以後現金化する事はできません。
売却した装飾品は、専用のボードの上に並べていき、一定数までしか売ることはできません。こうして、2種類の装飾品を売り切った所でゲームが終了します。
現金とその時点での装飾品の価値で勝負を決めるのですが、装飾品の相場は在庫数や種類によって異なります。ハイリスクハイリターンのものや独占すると価値が上がる物など様々です。
このゲームは2つの装飾品が売れたらゲーム終了になるので、トップ目の者以外は、装飾品を売らずに在庫を抱えたり、装飾品の価値を落とすことで、勝利の芽を潰しにかかります。よって、トップ目のプレイヤーは残りのプレイヤー全ての挑戦を退ける必要があり、終了間際になって俄然盛り上がります。
今回、私がトップ目で、私が売却して終了宣言できる装飾品を取るのを妨害する事が不可能と判断して、他のプレイヤーは2位狙いに走りました。しかし、私が取ると思っていた装飾品は、全ての家族カードでプロックされていて誰も取ることができなかったのでした・・・。
おかげで勝ちを拾わせてもらいましたが、フリンケピンケタイプのゲームで決算系ゲームの好きな人にはオススメゲームといえます。ただ、このゲームはアイコンタクトによる協力が必要になるので、初心者には厳しいゲームかも知れません。
CIAO CIAO
アマゾン探検ゲーム。3人の探検者を対岸に渡らせたプレイヤーが勝ちの権利があります。対岸に渡る時、後から渡るほど得点は高くなります。
各プレイヤーはダイスを振って、出た目の数だけ駒を進ませるのが基本ですが、ダイスは、底が透けたダイスカップに入れて振ります。よって、ダイス目は申告制になっています。
ダイス目は1〜4の他、×マークが2つあるので、3割はウソの申告をしなくてはなりません。
他のプレイヤーは、申告した目にダウトを宣言できます。ダイス目がウソであれば、ダイスを振ったプレイヤーの探検家が橋から転落し、ダウトを宣言した人は、申告した数だけ探検者を進ませます。
反対に、ダイス目が正しかった場合、ダウト宣告者の探検家が橋から転落します。つまりダウト宣言する度に誰かが死にます。
対岸に渡りきる瞬間、皆から、「そんな都合の良い目がでるかい!」とダウトが連発、どんどん人は死んでいき、気が付けば、私とbone5さんだけになりました。
私は対岸の一歩手前まで進み、マトモな目が出れば、勝ちだったのですが、予想通り出た目は「×」。当然のbone5さんのダウトで転落、bone5さんの勝利となりました。
皆、ダイス目を宣告する度に、顔を真っ赤にして腹を抱えて笑っていました。シンプルなゲームですが、見た目からは想像できない面白さがある好ゲームでした。
この後、プラックレディーが行われ、オババをつかまされまくった私が負けたところでお開きとなりました。古山さん程ではないにしろ、私自身、久々のゲーム会参加でレポートも久しぶりに書きました。水野さんではないですが、「いやーゲームって本当に素晴らしいですね」。