Humm...ble
何年だったかのGAMES誌でゲームオブザイヤーに輝いたゲーム。
当時は、パーティゲーム全盛で、また似たようなゲームかと思いパスしていましたが、バブーさんがローカライズして持ち込まれました。
お題の曲をハミングして、一番先に当てた人と出題者がポイントになり、駒を進め、先にゴールした人が勝ちとなりゲームです。
ヒネリは全然無く、純粋な鼻歌ゲーム。ありそうで無かったゲームですねぇ。
オリジナルでは、ミュージカル、フォーク、TV、などのジャンルの曲をハミングするんですけど、知らない曲ばかりなので、ローカライズされました。
ローカライズ版は、90年代、80年代、CMソング、TVなどなど。
contemporaryをCMソングにと、韻を踏んだローカライズがクールです。
私に回ってきた、初めのお題は「ABCヤングリクエスト」のテーマ。
「ほしーがあなたに〜・・・」ってやつですな。当時はラジオ全盛でヤンタン・ヤンリクは基本。同世代だけに、共感する曲が多い。
他にもテイクオンミー、ダンシングクイーンなどのバブーさんお気に入り曲(きっと、エボニーアンドアイボリーも入っていたに違いない)満載。
CMでは、キャラメルコーンの歌、パルナスの歌、アヒルのワルツなど、懐かしいところから新しめまでカバー。特にパルナスは関西人なら誰もが知っている曲ですね。
私の鼻歌で好評だったのが、「白鳥の湖」。姉御によると、バレリーナのつま先立ちしている雰囲気が出ていたそうです。
好評につき2ゲーム行われましたが2ゲーム共、私の勝利。なんとか面目を保ちました。
歌を歌うのは苦手だけど、鼻歌なら・・・という事で姉御も気に入っていた様子でした。
当然、お題さえ用意すれば、いろんな楽しみ方が出来ます。アニメ好きな方や特定ミュージシャン限定なんか、盛り上がりそうですね。
ホッサと並ぶ音楽ゲームとしてプレイされていくのではないでしょうか。
London
Cabbie Game
松田先生の名著「ボードゲーム」に、「このゲームの発売元であるIntellect社は倒産してしまい、GIBSON社からTaxi!の名前でリメイクされましたが、オリジナルはTaxi!とは比べ物にならない位、優雅で美しい」というコメントがあった事から、探していたゲームです。
基本的には、お客を拾い、目的地まで運び、お金を受け取るというただそれだけのゲームなのですが、特筆すべきはマップの美しさ。
ロンドンの地図が非常に緻密かつ詳細に描かれています。一方通行とか渋滞も良くシミュレートされていて、プレイしていると、いつもここ渋滞するからなーという良くあるイライラを満喫できます。
また、Uターン禁止の長い道で客を拾うと、近場の目的地だったら、遠回りになって割が合わないとか、結構戦略的な面も多いです。
こんな単純なルールをリアリティ感溢れるゲームに仕上げたのは流石だと思います。
目的地とかお客のいる場所が全然みつからないんだけど、ここがバッキンガム宮殿かとか、ベーカーストリートってここにあったんだとか、ロンドン地理の勉強にもなります。
レガシーゲームとしては非常に面白いゲームだと思います。
この後は〆でイエローストーンパークをプレイ。尼亭の殿堂入りゲームですが、なんで世間の評価は低いんでしょうかね。