尼亭ゲーム会レポート(2007/12/01) 第42号

Humm...ble
何年だったかのGAMES誌でゲームオブザイヤーに輝いたゲーム。

当時は、パーティゲーム全盛で、また似たようなゲームかと思いパスしていましたが、バブーさんがローカライズして持ち込まれました。

お題の曲をハミングして、一番先に当てた人と出題者がポイントになり、駒を進め、先にゴールした人が勝ちとなりゲームです。

ヒネリは全然無く、純粋な鼻歌ゲーム。ありそうで無かったゲームですねぇ。

オリジナルでは、ミュージカル、フォーク、TV、などのジャンルの曲をハミングするんですけど、知らない曲ばかりなので、ローカライズされました。

ローカライズ版は、90年代、80年代、CMソング、TVなどなど。
contemporaryをCMソングにと、韻を踏んだローカライズがクールです。

私に回ってきた、初めのお題は「ABCヤングリクエスト」のテーマ。

「ほしーがあなたに〜・・・」ってやつですな。当時はラジオ全盛でヤンタン・ヤンリクは基本。同世代だけに、共感する曲が多い。

他にもテイクオンミー、ダンシングクイーンなどのバブーさんお気に入り曲(きっと、エボニーアンドアイボリーも入っていたに違いない)満載。

CMでは、キャラメルコーンの歌、パルナスの歌、アヒルのワルツなど、懐かしいところから新しめまでカバー。特にパルナスは関西人なら誰もが知っている曲ですね。

私の鼻歌で好評だったのが、「白鳥の湖」。姉御によると、バレリーナのつま先立ちしている雰囲気が出ていたそうです。

好評につき2ゲーム行われましたが2ゲーム共、私の勝利。なんとか面目を保ちました。
歌を歌うのは苦手だけど、鼻歌なら・・・という事で姉御も気に入っていた様子でした。

当然、お題さえ用意すれば、いろんな楽しみ方が出来ます。アニメ好きな方や特定ミュージシャン限定なんか、盛り上がりそうですね。
ホッサと並ぶ音楽ゲームとしてプレイされていくのではないでしょうか。


London Cabbie Game
松田先生の名著「ボードゲーム」に、「このゲームの発売元であるIntellect社は倒産してしまい、GIBSON社からTaxi!の名前でリメイクされましたが、オリジナルはTaxi!とは比べ物にならない位、優雅で美しい」というコメントがあった事から、探していたゲームです。

基本的には、お客を拾い、目的地まで運び、お金を受け取るというただそれだけのゲームなのですが、特筆すべきはマップの美しさ。

ロンドンの地図が非常に緻密かつ詳細に描かれています。一方通行とか渋滞も良くシミュレートされていて、プレイしていると、いつもここ渋滞するからなーという良くあるイライラを満喫できます。

また、Uターン禁止の長い道で客を拾うと、近場の目的地だったら、遠回りになって割が合わないとか、結構戦略的な面も多いです。

こんな単純なルールをリアリティ感溢れるゲームに仕上げたのは流石だと思います。

目的地とかお客のいる場所が全然みつからないんだけど、ここがバッキンガム宮殿かとか、ベーカーストリートってここにあったんだとか、ロンドン地理の勉強にもなります。

レガシーゲームとしては非常に面白いゲームだと思います。


この後は〆でイエローストーンパークをプレイ。尼亭の殿堂入りゲームですが、なんで世間の評価は低いんでしょうかね。



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