尼亭ゲーム会レポート(2007/10/27) 第41号

Moods
予め用意されたセリフを朗読し、その朗読がどのような”感情”で読まれているのかを当てるパーティゲーム。TTBさん、持ち込み。

ボードには10種類のお題が用意されています。これには「ハードボイルドに」「女々しく」「憎々しげに」「イライラしながら」などの形容動詞が書かれています。

どのセリフを読むか、またどのお題で読むかはダイスで決定するので、思い通りにはなりません。

同じ様な意味の言葉が「怒りっぽく」「イライラしながら」「怒鳴りながら」などが複数場に出ている場合、どうやって区別するねん!!てな具合になりますし、「可愛く」しゃべっているつもりでも、「おどおどしながら」ととらえられたりして、感情を伝えるのは難しいと痛感させられます。

以前プレイした時はアニメがテーマの同人作品でした。今回もアニメ系が多く、やっぱりゲーマーはアニメが好きなのねと思った次第です(ちなみに私はアニメとか特撮ものみたいなのが全く苦手で、この前、友人の女性と芝居を観に行った時、彼女から「ウルトラマン」がどういうものかを教えてもらう始末でした・・・)。

今回のセリフは標準のアニメ版に加え、日本一短い「母」への手紙バージョンも用意されていました。すべてTTBさんの自作。セリフは面子によっていくらでも変更できますから、MIZさんならスタートレックバージョンとかで楽しめそうですね。

局後、MIZさんから、私なら「渡鬼」バージョンですねと言われましたが、オイラってそんなに渡鬼観ているイメージがあったのかしら。

まぁ、独特な言い回し多いですから。ファンには良いかも「ただいま戻りましたー」とか「・・・そんな道理は無い」とか「高橋のお母様」とかね。

なかなか楽しいゲームだと思います。


BEN HUR
カラバンデの作者、Jean du Poelの作品。戦車競争がテーマのレースゲームです。

ここの会社のゲームはビニール製ボードや木製の駒を使っていてコンポーネントが非常にエレガントで、インテリアとしても優れています。しかも価格が高くて稀少であり、オークションでは高値になる事も多いです。

このゲームの特徴は定規を使った移動です。プレイするカードに対応した長さの定規を当てて移動します。私はこのシステムは初めてで非常に斬新に感じました。

2レース勝負でしたが、MIZさんが2レースとも一着で完勝でした。

定規の範囲に他人の戦車がある場合、互いの位置を入れ替えられるなど面白いルールがあるものの、トップ目が圧倒的に有利なルールになっていて、これの改善が必要。また、アクシデントカードが多すぎて、無くても良いのではないかという意見がありました。

コンポーネントが素晴らしいので、これを改善すれば無敵のゲームになるかも知れませんね。


Shadows over Camelot
TTBさんといえば、これとビトレイアル。

アーサー王の話らしいんですけど、私にはちんぷんかんぷんなので省略。

説明が難しいのですがRPG風ゲームで、各プレイヤーは騎士となり、様々な的の来襲から国を守ります。1人だけ裏切り者がいて、国が滅びれば裏切り者が勝ちとなります。

7人ゲームで1人だけが裏切り者になります。これはカードでゲーム開始時に決まります。今回6人プレイなので1枚が未使用。裏切り者がいないという可能性もある展開でした。

結論から言うと、今回裏切り者出ませんでした!
なのに、周りがみんな敵に見えるという尼亭ならではの展開(笑)。皆誰もが疑心暗鬼。協力ゲームなのに諍い・口論が絶えません。

発端はTTBさんがランスロットのクエストで裏向きに置いたのがきっかけ。
7のカードを裏向きで置き、これ一枚だけだったのですが、MIZさんが11122のフルハウスで挑み敗北。TTBさんは「まさか11122」で挑むとはと弁解しますが、「あんたが裏向きに置かなければ負けなかった」と亀裂が発生。

以降も、それを特殊カードでみていて放置した姉御が怪しい。
内紛のタネをまき散らしたアーサー王のbabuさんが怪しい。
黙々とプレイして無口なMIZさんが怪しい・・・。などなど。

結局、裏切り者はウィドウの中で、ゲームは騎士側の勝利となりました。
誰も裏切り者なんていないのに、なんでこんな険悪な展開になるのか不思議でなりませんが、それが尼亭なんでしょうね。



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