尼亭ゲーム会レポート(2004/11/14) 第15号

今日はplatzの翌日という事もあり、久々にレギュラーメンバーのみの開催となりました(それにしてもみんなゲーム好きやね〜)。

IDO
非常に見栄えの良いゲームですね。おのさんのサイトで見つけ、おもしろそうだったので購入しました。

このゲームは書泉ブックマートで見かけたのですが、あまりに高価(\7,800)だったために見送っていました。

自分の駒を反対側の同色のゴールに進めるのが目的です。駒は、同じ大きさの場所にしか移動できないので、枠をずらす必要があります。

この枠ずらし、枠の移動が一番の魅力です。

私は結構順調に駒を進めていたのですが、長方形の駒の移動に手こずってしまいました。どう動かしても、駒が前進できない!!

実際はそんな事なかったのですが、私の苦手の図形の展開能力が問われるゲームで、枠を移動させたあと、どうなるのかがわかりませんでした。

みんな、ゴールの手前で駒を寸止めして、枠移動に制限させたり、枠ずらしの動作を”ドスコイ”と表現したりと、終始和やかなムードで展開していき、最後は姉御があっさりとゴールさせました。

評判もなかなかでして、箱がバカでかいのが難点ですが、良くできたゲームだと思います。

Rhein Gold
Riskタイプの軽いウォーゲームです。私にしては珍しいジャンルのゲームです。Geekのトレードで入手したゲームのひとつです。

オリジナルルールは非常に大雑把でして、例えばある場所で戦闘が起こり、それが20対19戦力の時、19戦力は殲滅となります。

ゲームを早期解決するには適しているのでしょうが、それはあんまりだという事で、ボードゲーム界の大御所、オサリバン氏のオリジナルルールを適用しました。

氏のルールでは、負けた側は、その差分だけ除去し、残りの戦力は撤退します。撤退先に別の部隊がいる場合は除去されます。

これにより、かなり改善されました。もちろん、その分、当初想定された以上に時間のかかるゲームになってしまいました。

このゲームの特徴はその移動方法にあります。自分の手番に3つまで移動できるのですが、その時の兵力に上限はありません。つまり単独でトボトボ移動するのも、多くの軍隊で移動するのも同一視されます。よって、いかに戦力を集中させるかが重要になってきます。

兵力は毎ターン、スタート地点からダイス目に応じた場所に投入されます。だから運の要素もかなり強くなっています。

ゲームの目的はより多くの城を占領する事です。城はその重要度に応じて得点が異なります。

城には始め中立軍が存在し、その兵力以上を投入すれば落とす事ができます。占領した後は、自分の兵を駐留させた上で盾を置きます。

この盾には裏に0〜3の数字が書かれています。他の軍隊が攻めてきた時には、そこにいる兵力とこの盾の数字が防御側の兵力です。攻撃側は中立軍同様、防御側の倍以上の兵力で攻めなければなりません。(ルール解釈を間違えてました。danzigさん、すみませんm(_ _)m)

攻撃側とすれば、防御側の兵力にランダム性があるのがとても良く考えられていると思います。

基本的には、軍事力が全てのゲームです。価値最大の3点の城を3つ保持する、姉御はまさにアメリカ、強気の外交を行います。

babu-軍、danzig軍は、近隣を落として機会をうかがいます。序盤、兵力分散に苦しんだMIZ軍は、闇の世界で徐々に力を発揮し、表舞台への機会を虎視眈々と伺っています。私は、まさに小悪党。他人のおこぼれを頂戴して、どうにか生きているという状況です。

闇の世界で力をつけたMIZ軍が一気に姉御の本丸に襲いかかり、MIZ軍勝利かと思われましたが、姉御がうまく高得点の空いてる城に籠城できたため、姉御の失点が最小でとどまり、そのまま逃げ切って姉御の勝利となりました。

3時間以上かかったのですが、姉御やMIZさんからも高評価を頂きました。感想戦もオプションのイベントルール採用の是非で盛り上がりました。また、このゲームから治安維持活動という流行語も産まれました。

予想以上に面白いゲームでした。またプレイしたいゲームです。


virus ALERT!
ハッカーとなって、他人のコンピューター資源をウイルスまみれにするゲームです。

先にウィルスに感染していない資源を8枚、場に出した人が勝ちになります。

オリジナルルールでは10枚なのですが、ちょっち冗長感がありそうな気がしたので8枚にしました。

プレイヤーは、相手のカードを取ったり、ウイルスをばらまいたりしながら、ウィルスの予防や除去につとめます。

勝利条件を考えると、皆なるべくまんべんなくウィルスをばらまきます。よって、同じ資源にはあまりウィルストークンが置かれない事になります。

そこで威力を発揮するのがRepairカードで、複数のウィルスを除去できるこのカードは強力です。

よって、ふだんはこのカードを隠し持ち、ここ一番でrepair宣言→ダイス振って大きい目を出して勝ちというパターンが一般的になりそうです。

今回予想通り、そういう展開になりました。Danzigさんがrepair宣言しましたが、ダイス目が2で失敗。次は私、4以上ならokで5が出て勝ちになりました。

なんか、Repairのカードを引けるかどうかのゲームになってしまったのが、どうかという気もしますが、手軽いゲームといて良いのではないでしょうか?



トップページへ戻る     一つ上のページへ戻る