尼亭ゲーム会レポート(2004/09/11) 第12号

St. Petersburg
フリーソフトに出会って以来、毎日やっているゲーム。TTB氏、Danzigさん、上野兄弟の4人プレイです。

ただ、コンピューター相手ばかりなのも寂しいので、Danzigさんに持ってきてもらいました。ドイツ土産でミント状態のサンクトペテルブルグです。

今回は天文台が無いのはともかく、貴族が取れませんでしたねー。

仕方なく、建築に走りましたが、それならそれで、もっと早めに戦略を確定すべきでした。

なかなかコンピューター相手のようにはいきませんね(もっともコンピューターもかなり強敵ですが) いずれにしても、好ゲームですね。人気が出でるのもうなずけます。

ミッキー&フレンズ 5リンクス
ディズニーキャラクターを使ったカードゲームという事で、子供向けかと思いきや、YellowStonePark級の洗面器ゲームという噂で持ちきりのゲームです。

各プレイヤー「ミッキー」「ミニー」「ドナルド」「グーフィー」「プルート」の5種類のカードを任意の枚数プレイしていき、ちょうど5種類目のカードを揃えた人がコインを獲得し、先に5枚コインを獲得した人が勝ちになります。

同じカードはプレイする事ができません。カードが出せない時は、前の手番の人にコインを渡さなければなりません!

よって、自分で出すだけでなく、他人の手札を詰めて、コインを吐き出させる手段が有効になります。

もっとも、こういうヒネくれた考え方は子供はしないのでしょうけども、このねじ曲がった考え方がWGG受けするところなのかも知れません。

手札が少なすぎると、持ってるカードが一目瞭然で、持ってないカードで攻撃されます。かといって、手番で5枚揃えるなら、一気に出してみたい。また、次の手番プレイヤーの持っていないカードが明白な時は、場札をコントロールしてみたい、そういう様々な思惑が非常に楽しいゲームです。

これは、国産ゲームの傑作でしょう。どこでも売ってるゲームみたいですが、見かけたらツモりましょう。


ライアーズダイス
説明不要の定番で、ここ尼亭の常備菜的ゲーム。

いずれにしても、ほとんど勝った試しがないんですよねー。ポーカーとかブラフをかけるのは、だいたい苦手です。素直な性格のせいかしらん。

途中までは、うまくいってたのですが、残りダイス15、期待値5の場面で、一つも保持していない5をビッドしたら、babu氏に読み切られ、3ダイスロスト。Oh!No!。

以下、いくばくもなく敗北してしまいました。

いや、いいんです。このゲームは勝てなくても。良い人は勝てないんです。


Gateball?
今回は、ちょっとマクロ撮影っぽい写真にしてみました。いつも画像が小さいですからね。これからは、いろいろ工夫してみます。

えー、このゲームは栄えある2003河内ゲーム大賞に輝いてしまったゲームです。

そんな汚名を返上する意味で、どうしてもプレイしたかったゲームです。だって、あのオサリバンがGreat Funと絶賛していたゲームなのですから。

結論から言います。メチャメチャ楽しかったです!。Ticket To Rideなんかに比べたら、断然こっちの方が上!。

bone5さん、babuさん、姉御、私の4人プレイです。コンポーネントはバインダー形式でキレイにまとめられている上、ちゃんと日本ゲートボール協会の公式ルールブックまで付いている。

ですので、ルールもボードゲーム用に簡略化されたりしているのではなく、実際のゲートボールそのものです。

もちろん、おはじき見たいに飛ばすのではなく、ダイスを使ったシミュレーションゲーム風にはアレンジされているのですけどね。

私と姉御が青、babuさんとbone5さんが、赤を担当するチーム戦になりました。(ゲートボールは10個のボールを使用するため、10人までプレイできる!)

相手のボールにタッチするか、ゲートをくぐり抜けることができれば、もう一度プレイする事が可能です。ただ、同じ玉をちょこちょこと当てる2度突きはできません。

序盤で思いっきり不利になったのですが、途中からようやくルールが理解できました(^^;。ボールは番号順に打つので、相手のボールの近くに相手のボールよりも番号の小さいボールを配備するば良い事に気づき、ヒットマンと称して、敵の玉を一網打尽に。

私のダイス目のショボさが姉御にも乗り移り、ピンゾロや1・2の3を連発するも、なんとか逃げ切ることができました。

河内ゲーム大賞どころか、本家のゲーム大賞だって狙えそうなゲームですよ。私は早速Geekでも9点のRatingを入れておきました。

とはいえ、これは私だけの意見みたいでして、bone5さん、babuさん、姉御のいずれもが、まあまあの評価みたいでした。

ダイスを振って強さを決めてから打つ方向を指定するのはおかしいというのがその理由みたいですが、面白ければいいじゃないですか。

これはガラスの仮面で例えるならば、北島マヤが、「ジーナと5つの青いツボ」の演目をトラブルにかかわらず一人芝居で乗り切り一般評価で一位を獲得しながら、健全なる演劇精神に反するとの理由で失格になったようなもの。

たとえ記録には残らなくても、演劇大会の伝説として、人々の記憶に残った、あのエピソードを思い出しました。

ま、ちょっと大げさだったかな。メンツに助けられたか? という気もしますけど、一般人相手のゲームとしても十分通用しますし、これは買わねば・・・。


BLAST!
これは懐かしいゲームですね。いわゆる関西暗黒時代のゲームです。

当時、英国のゲームに非常な憧れをもっていた私は、Waddingtonsとか、GIBSONのゲームが欲しくてたまらなかった。

でも、そんなゲームは日本ではほとんど手に入らず、あるのは、このゲームとオッズオン位でした。

しかし、見れば見るほど、そそられないパッケージとその値段の高さで、今までプレイしてませんでした。

ネット検索して思ったのですが、このゲーム全くと言って良いほどプレイされていませんね。やはり、ドイツゲーム隆盛以前のこの時代のゲームは、かなり埋もれているようですね。

で、インストを聞いて見ると・・・痛そうな予感が。とにかくプレイヤーに選択の余地が無さ過ぎ!。淡々と進んでいき、感想も感動も無いまま、ゲーム終了。

淀川長治氏は、どんな映画でも長所を見つけて褒めるのをモットーとしておりました。私も極力そうしたいのですけど・・・これはジュマンジ級です。 


BONOBO BEACH
島を探検して、ベストなスポットに自分の駒を配置していくゲームです。

似たようなゲームはいろいろあったと思いますが、菱形タイルの特徴をうまく生かしていると思います。0点のトイレや、×2、−→+転換などとの組み合わせが絶妙です。

bone5さんは58点とれるチャンスがあったのを、更に欲張ったため、29点に封じ込められたのが敗着になりました。

私とbabuさんは、良い勝負でしたが、最後の最後で捲られてしまいました。

bone5さんは底辺だったため、babuさんを道連れにしてマイナスにすべきだったかも知れません。

手軽くプレイできる佳作ですね。


バトルクエスト(骨折ブランド)
このゲームは以前テストプレイ時、ルール破綻しているという事で、改版が望まれておりましたが、パワーアップして帰ってきました。

前回よりテンポが良くなり、かなり洗練されてます。

このゲームの一番の肝はプレイタイルで、回転させて各キャラクターを攻撃するというのが斬新なアイデアでしょう。

M:tgのような攻撃タイルを引いて、配備し、敵キャラの弱点を突く攻撃を行う時が楽しい瞬間です。

ラスボスが弱いのは相変わらずですが、これはスピード重視でしょうから、このままで良いでしょう。

あとは、使えないエナジードレインの改良と、後手番が有利な順次公開から同時公開への変更くらいでしょうか。

骨折ゲームは、当然ながら、毎回プレイできるシロモノではありませんので、プレイできる時には、きちんとプレイしていきたいですね。

 



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