尼亭ゲーム会レポート(2004/08/16) 第11号

Mixx
6歳以上からプレイ出来る、子供向けゲーム。

しか〜し、イラストの綺麗さとは裏腹に、ルールを聞けば聞くほど、嫌らしいゲームです。

各プレイヤーは、写真の様に十字になるように順番に置いていきます。

置けるルールは、同色のカード、同じ種類の生き物がその列に無い事です。

タイルは全て公開になってますので、当然、他人の手を詰める・・・いわゆる締める展開になる訳です。

こういうゲームをやって、ゲームの辛さを教えようというゲームなんですかね。

イラストが政治家とかだったら・・・十分大人向けゲームであったでしょう。


卑弥呼(骨折ブランド)
骨折ゲームの歴史物大作。以前2度のテストプレイには、やや企画倒れに終わっていた作品がパワーアップして帰ってきました。

以前に比べてかなりシンプルというか、ルールは簡略化されてきました。ただ、結構重くて、サクラ会でプレイするような、重量級ゲームになっています。

各エリアの境界にトークンを置いていくのは面白いと思うのですが、得点を2倍にするラージタイルの扱いが、面倒な割にゲーム性を高めていない気がするんですよねー。あくまでも基本ルールに徹した方が個人的にはいいかなーという気がします。

ゲームの方は、巧みな話術で交渉を展開した上野弟とbabuさんが抜け出して、私はショボショボでした。


The Penguin Ultimatum
トレードで入手したゲームです。イラストが非常に綺麗なゲームです。

大王曰く、アメゲーなのに、ドイツゲーの雰囲気があるゲームとの事。流石は大王、コメントに説得力があります。

邦題では、「ペンギンだもの」というタイトルで販売されているようです。

このゲームはペンギンをパーティに招待して、ペンギンに喜んでもらう事を目的としています。

ペンギンは、エンタテナーカードに書かれている、様々なパフォーマンスを見ることで喜べるのですが、ペンギンと同色か、ペンギンに書かれたアイコンと合致するものしか得点になりません。

また、ペンギンカードプレイしただけでは得点にならず、自分の招待客マーカーを置く必要があります。

ペンギンは、社交的な動物で、自分と同じファミリーとの同席を、好みません。同席したい場合、参加料を支払う必要があります。

パフォーマンスの開始(要は決算です)は、指定された場所に観客で埋め尽くされた時に発生します。

決算が発生すると、対応する場所で喜んでいるペンギンに対してポイントが入りますが、得点が入ったプレイヤーの中で一番得点の少ない人がそのエンターテイメントカードを獲得します。

このエンターテイメントカードは非常に重要で、ゲーム終了時の得点計算(各色毎の最大保有者ポイントが入る)や、参加料を回避するためのカードとしても使用できます。

各プレイヤーは招待客を3名までしか呼べないため、早く決算しないと、決算待ち状態だらけになり、手番が無駄になります。このあたりの雰囲気はカルカソンヌに似てます。

決算が起きると、手番プレイヤーは、次の演目カードを任意の場所に置けるため、自分の招待客の位置関係によっては、自分にメリットが無くても、強制的に決算を起こしたりと、いろんな戦略ができそうです。

カードゲームにしては、やや重めという評価でしたが、私は、翻訳しながらかなり好感触を得てましたし、実際プレイしてみても大変楽しめました。良いゲームだと思います。


ClueCardgame
あのClueがカードゲームになって登場しました。

Clueなんて、懐かしいですね。昔ゲームがほとんど無かった事は、モノポリーかClueばかりやっていた記憶があります。

カードゲームとボードゲームの違いですが、一長一短あります。より緩くなったというべきでしょうか。

通常のクルーですと、どこかの場所に移動して、そこで推理をするのですが、このゲームでは、カードに指示が書かれています。

この指示は、慣れないプレイヤーにとっては、推理の指針になるため、非常に便利というか楽に思えるのでしょうが、熟練者にしてみれば、やりたい推理ができないという弊害があります。

まぁ、本家のclueでも、サイコロを振るのがかったるいという欠点もあったのですが、指示カードの内容によっては、すごくフラストレーションが溜まる展開になるかも知れません。

私は、勝負を賭けて告発をしたのですが、これが失敗。その後、3ターン位回っていましたので、もう少し引きつけてから告発をすべきでした。

クルーを知らない人にクルーを説明するためのゲーム。プエルトリコに対するサンファン見たいな位置づけでしょうか。


頭脳絶好調
YellowStoneParkと並んで、個人的に今一番好きなゲームです。

日本語訳にはエラッタがあるようで、今回は正しい訳でのプレイです。
以下の3つが適用されました。
・1手目にダブルタイル(★|★)等を置いても構わない
・1手目でも得点する事ができる
・タイル総交換時、交換されるタイルを混ぜずに、タイルを引くことが出来る

前回の教訓を生かし、締めるとか考えず、素直にブームに乗るプレイする事を心がけました。

写真の紫の○と黄色の●は、私がブームに乗ったために大きく伸びました。

紫はMIZさんが★を打って締めてきたので、私が○●を打って完封しました。このように自分がポイントを取りつつ、締めるのなら有効なのですが、締める手は基本的に、自分も得点の可能性が減るので、あまり得策ではないような気がします。

逆に、紫で得点できず、大量得点の道を封じられた大王が苦況に立たされました。

今回私は終始ナチュラルプレイに徹してたせいか、オレンジ以外が振り切って、そのオレンジも最後の手札にオレンジ・オレンジがあれば、全て振り切る事ができたのですが、さすがにそこまでうまくはいかず、締めて終了しました。

素直にブームに乗って置いて、ここ一番だけ締める。そういう展開が良いようです。



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