尼亭ゲーム会レポート(2004/05/22) 第9号

LuckyLoop
曲芸飛行を競うダイスゲーム。MIZさん、bone5さん、babuさん、Danzigさん、私でプレイ。

各プレイヤーは、曲芸カードをプレイし、6つのダイスを振り、3枚のカードに書かれた数字以上を出せば成功します。ピタリ賞だと点数が高くなります。

曲芸カードの数字は3〜12があり、当然大きいほど、難易度が高くなっています。使用したダイス目は曲芸カードの上に載せていくため、3枚目のカードをクリアするのが一番難しい。

意外と重要なのが、低得点(3〜6)カードの存在です。6点までなら、1個のダイスでクリアできるので、余裕のダイスを活用する事ができる。だから12のカードと6のカードとかの組み合わせは、案外作りやすい。

4種類の曲芸を成功させると、自由演技を行います。自由演技が成功すれば、そのROUNDでゲーム終了、高得点者が勝利します。

曲芸演技中は、最初に12点獲得した者、20点以上獲得した者、曲芸には失敗したが、2つはクリアした者等の条件をクリアしたプレイヤーにチップがもらえます。このチップは、ダイスの振り直し(1〜3個)か7個目のダイスとして使用できます。

一度も失敗せずに演技を進めると、5ROUNDで終了になります。私にしては珍しくダイス目が良く、若干のリードを保ったまま、最終ROUNDを向かえました。先手番のDanzigさんは全て成功、自由演技も成功して、後のプレイヤーの結果待ちとなります。私の手番となり、25点以上取ればDanzigさんを越えられるのですが、私の後にはMIZさんが控えているので、難易度の高い29点演技に挑戦して成功。これでやる事はやったので、MIZさんが超難易度の高い演技を成功させない限り、私の勝ちとなります。

MIZさんの演目を見ると・・・手札の最高は9点。超ショボ演技でした・・・。解っていれば、私もあんなに無理する必要がなかったのですけど。

babuさんとbone5さんは序盤で演技に失敗しており、挽回が難しくなりました。この辺りは改善が必要かな?。しかし、手軽いゲームでダイスを置いていくというシステムが面白かったです。またプレイしたいゲームです。

Broadway
このゲームは、懐かしのボードゲームカタログに掲載されていた名作で、昔はこのゲームを求めて奔走した記憶があります。流石はbone5さん、何でも所有してますね。

長時間ゲームのため、ショートゲームにしました。6つの演目だけで公演する事にしました。

基本的にはスゴロク系なので、ボードをぐるぐる周り、株を購入します。どれかの演目の株が売られたら、筆頭株主は、ボード外周で資金集めを行います。

首尾良く一周回りきると、前売りや配当原資が株主に比例配分されます。

ただ、この回りきると言うのが非常に困難。会社の資金はカツカツなので、途中で手数料が払えず、会社の資金が枯渇すると、逆に株主が出資比率に応じて支払わなければなりません。皆が未プレイという事もあって、高額のオクラホマが初めの演目になりましたが、個人でも払えず、株を売却する人が続出しました。

でも、このゲームプレイ中、誰もこの演目名である、オクラホマとは呼びません。一番値嵩のグループに属していることから、インペリアル(South Pacificは青なのでコンチ)。当然、「欲望という名の電車」はフェスティバ・・・というように、全てアクワイアの名前に読み替えてプレイしてました。

今回はショートプレイだったので、不要なマスがあったりして、欲求不満感がありました。ミュージカルの数もプレイ数と同じなので、プロデュースする楽しみがあまり味わえませんでした。

ただ、時間がかかるので、これは合宿ゲームという事で意見が一致しました。という事でbone5さん、次回のWGG合宿には是非持ってきてくださいね。

BattleQuest(骨折ブランド)
骨折ブランドのテストプレイ。

市販ゲームと見間違うほどの美しいゲームボードがプレイをそそります。

基本的にはAirLinesにおけるカード公開とフリンケピンケのチップ取りのジレンマをシステム化したようなゲーム。

プレイ手順は3アクションを戦力投入と展開、公開の自由な組合わせでできます。ここでも、ジレンマがあります。

決算に持ち込むためには、ボード上のマスに戦力を投入する必要があるのですが、戦力を投入するためには、公開するカードを左隣に渡さなければなりません。つまり、公開したいのに、公開すると、ボード上に戦力を撒くことができない。一方、ボードに撒くと、公開できない。これがジレンマになる訳です。

ただ、決算時には、公開されたカードで決まります。苦労して撒いたところで公開しないと意味がないのなら、公開をどんどんすべきという考えになります。

幸い公開しても、カードは5枚になるまで補充できるので、公開がかなり有利。戦力を撒かず手番のほとんどが公開合戦になってしまいました。

という事で、ルールが破綻しているため、ここで終了。このままでは公開が強すぎるため、公開を縛るか、公開時は戦力を撒くようにするか、何らかのルールのブラッシュアップが必要でしょう。


Time Pirates
宇宙のバザーで売られている権利書を集めていくゲーム。

どこにでもありそうなコンセプトなんですけど、見たことありそうで無い、それでいてとっても面白い。

方々に散らばる5種類のアーティファクトを、シーケンスかペアで集めると、対応する権利書に交換できます。

5カード以上集めると、得点が高くなります。シーケンスはペア系に比べ、得点が低いのですが、決算時、ワイルドカード扱いになります。

決算では、カード単体の点の他、各色毎のトップと5色揃えると、+2獲得します。

アーティファクトを集める行く手を阻むのがタイムパトロールの存在。アーティファクト補充時にパトロールチットが引かれると、パトロールが移動、ターン開始時にパトロールと同じ場所にいると、アーティファクトを1つ奪われます。

私はとりあえず、5カードを目指して同色を集めにかかります。集めたアーティファクトには、好きなところに移動できたり、他人とカード交換できる機能のあるものもあり、これらも活用していきます。

移動にもコストがかかるので、なるべく自分のいる場所で多くのアーティファクトを取りたい。1ターンに2枚までしか拾えないのですが、おいしいところは皆が群がってきてすぐに枯れてしまう。パトロールは怖いのでなるべく遠ざかりたいが、そんなところしかおいしいアーティアァクトがなかったりする。このパトロールに怯えながら、アーティファクトを拾っていく様が大変面白い。

私はとりあえず、とれるものをとっていく方針だったので、同色ボーナスを軽視していました。たかが2点ですが、されど2点。私はbone5さんに1点差で負けてしまいました。それを知っていた姉御にやられました。

簡易版エアラインズという感じですが、思っていた以上にいけるゲームです。



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