尼亭ゲーム会レポート(00/03/11) 第2号

タージマハル
メビウス便の新作。別名インド八八。なんで八八かというと、ボードが12の区画に分かれていて、各地域毎にROUND勝負を行うのですが、これを1月、2月と読んでプレイしていたため。ただそれだけ。なーんやそれ。

ゲームはメディチとラーを足したような、競り系ゲーム。私は、どちらもあまり好きではないのだけれど、これは重いけど面白い。

このゲームをフルでプレイするには3時間コースなので、JAGAではちょっとしんどいかも知れません(合宿向きか?)。



DOG EAT DOG
環境破壊系ビジネスゲーム。

自分の企業を誘致した場所から原料を採取し、工場で生産して、市場に売るという、私好みのゲーム。しかも、解説によると、カタンと1830とモノポリーを足したようなゲームとある。かなり期待が持てそうなコピーですな。

まず、カタンライクなのは、トレードで原料カードを交換する点。そして1830に似ているのは、自然に満ちあふれたボードを開発していく点と、会社の金と個人の金が区別されていて、会社の金をより多くポッケに入れて稼ぐ点。で、モノポリーぽいのは、スゴロクのようにボードを回っていく点でしょうか。

で、面白いかというと、全然おもしろくない(T_T)。

ゲームをつまらなくしているのは、まず密告ルール。他人のミス(過剰申告や操作ミス)を暴くと、資本金の半額近い額を没収されるため、寡黙で重苦しいゲームになります。そう、みんなで決めた事のように。それがこのゲームを盛り上げる要因になっているわけではないし、ビジネスゲームにそんな事をする必要は全くないでしょう。

次に、ジュネーブルール。ルール上、会社の金は半分まで個人の金に入れられますが、ジュネーブマスにとまると、際限なく個人の金にできる上、会社を倒産させても、ゲームオーバーではなく、新会社をもらう事ができます。このルールのせいで、真面目に儲けるのがバカバカしくなります。つまりゲームとして破綻しています。

ボードはなかなか綺麗だし、ビジネスゲームとしてルールを洗練してもらいたかったですね。非常に残念です。



この他、姉御好みのゲームとして、ハットトリックをやりました。自分の私利私欲に走るか、お仕置きをするか、ジレンマが楽しめる好ゲームですね。


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