1830基本手筋

1830基本手筋の内容

値付け

 鉄道会社の社長株のみ購入し、鉄道会社を設立しない作戦。
 この作戦は以下のような場面で使われます。

  1. 5株までしか購入できない時
    5株購入できれば過半数に達するため社長が奪還される事はありませんが、6株買えず会社が設立できない時は値付けしておきます。他人が奪還にくれば、会社を設立する事ができますし、買いに来なければ、購入資金がたまった時に設立すれば良いわけです。
  2. 他人に会社を高値で設立されたくない時
    C&AやM&Hを所有するプレイヤーや終盤に鉄道会社を建てるプレイヤーは$90以上で鉄道会社を設立したいと考えます。こういう状況で、自分の手番に高値で設立する事ができない時は、$67で値付けしておきます。当然奪還にくるでしょうが、この時は素直に奪還させます。これは鉄道会社に多くの金を入れさせない為の作戦ですので、会社を取られる事に不満はありません。もちろん、奪還に来なければ、将来は自力で設立する事が可能です。
  3. 多くの鉄道会社を場に出したい時
     これは言いかえれば、鉄道会社に列車を買わせたいという事です。例えば、5列車は誰でも欲しいですが、そのため最後の1台の4列車はできれば買いたくありません。こういう時は新規に会社を建てさせて4列車を強制的に買わせるのもひとつの手です。
     また、B&Oを経営している場合、誰かが破産する事で勝率が高くなります。はやくディーゼルを出して4列車以下を廃車させる事で、ゲームセットを目指します。

 (値付けの欠点)
 値付け作戦は上記のように非常に有力な戦法ですが、欠点もあります。それは、値付けした株自体は配当がないため、資産が活用されない事です。使用は重要な場面にとどめ、多用は控えるべきです。


ナショナリズム

 ブラウンソーンに株価を維持して7株以上の株を所有する作戦。
 (長所)
 ・他人より多くの株を所有できる。
 ・配当を独り占めできる。
 (短所)
 ・無配を続けるため、長期戦にならないと勝てない


 1835(1830のドイツ版)で他人の株を強制的に買い取って株の独占をする作戦の名が由来。


垂直落下

 BANKPOOLから株を購入して、即座にその株を叩き売る作戦。
 (長所)
 ・ノーリスクで株価を1ランク落とす事ができる。
 ・他人と協力して同一の作戦をとる事で、さらなる株価破壊が可能。
 (短所)
 ・同一ターンにその株を買い戻すことができない。

 ひとりでやっても効果は薄いため、場の流れをつかみ、他人と協力して垂直落下させる必要がある。


魚雷

 経営が悪化している会社の株を売却する事で他人に会社をおしつける事。
 (発射のタイミング)
 ・場に多くの株が残っている時
 ・発射相手がトップ目の時
 ・発射する事で、相手を破産させ、自分がトップになると思われる時。
 (長所)
 ・儲けるだけ儲けた後、高値で売り抜ける事ができる。
 ・魚雷を発射された人に、多大な被害を与えることができる。
 (短所)
 ・株の枚数が減ってしまう。

 結局、魚雷を発射した人も発射された人も損をする事が多いため、発射するタイミングが重要。
 最近は魚雷発射の事を、「放つ」と呼ぶ言い方が流行しているようです。


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