先月に引き続き、サクラ会にて、1830をプレイしました。今回は、珍しく超スローペースの展開となり、追い込み勢有利かと思いきや…・またしてもB&Oを所有した人の勝利となりました。
メンバーは、武貞さん、上野(貴)さん、不破さん、平野さん、中尾さん、上野の6人です。
【プライベート会社】
氏名 |
会社1 |
会社2 |
購入1 |
購入2 | |
武貞 健司 |
B&O |
220 |
|||
上野 宏之 |
M&H |
120 |
|||
不破 明 |
C&A |
180 |
|||
平野 寿光 |
C&SL |
SVR&N |
45 |
20 | |
上野 貴史 |
|||||
中尾(夫) |
D&H |
80 |
ビッドの模様
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上野 D&H(75) ビッド
平野 C&SL(45) ビッド
武貞 M&H(115) ビッド
上野(貴) C&A(165) ビッド
不破 C&A(170) ビッド
中尾 D&H(80) ビッド
上野 M&H(120) ビッド
平野 SVR&N(20) 定価購入
(定価購入の結果)
平野 C&SL(45) 単独ビッド購入
(上野、中尾間によるD&Hのセリ)
上野 オリ
中尾 D&H(80) セリの結果購入
(上野、武貞間によるM&Hのセリ)
武貞 オリ
上野 M&H(120) セリの結果購入
(上野(貴)、不破間によるC&Aのセリ)
上野(貴) C&A(175) ビッド
不破 C&A(180) ビッド
上野(貴) オリ
不破 C&A(180) セリの結果購入
武貞 B&O(220) 定価購入
平野さん、武貞さんは、狙い通りのビット。上野(貴)さんは、C&Aの見切りが早すぎる気がします。局後の感想では、B&Oを奪還できるからという事でしたが、それが大きな落とし穴でした。
【序盤】
武貞さんが、B&Oを$90で値付けました。これは4株買えるというメリットのみならず、プライベート会社を買えなかった人にB&Oを奪還させないという2つのメリットを見た妙手でした。
第一ストックは、武貞さんのこの予防策が功を奏しました。B&OとPRRしか立たない流れになり、自身3株しか買えなかったため、作戦を発動!、「B&O列車買いません作戦」にでました。
これは、列車を買わなければ、プライベート会社が閉鎖されないというのを利用した作戦です。通常、この作戦を使うと株価が下落するため、あまり有効とは思えませんが、3株しか買えなかったのと、他にB&O株を持っている人が多かったため、相対的に有利になりました。私自身、机上の作戦と軽視していたため、B&O株2株が寝てしまい、大きく出遅れました。他の人もプライオリティーを握っていた不破さん以外、B&O株を売るに売れない展開になりました。武貞さんの作戦は成功したといえるでしょう。
この状況が続いて一番不利なのは、プライベート会社のない上野(貴)さんでした。プライベート会社がないため、Revenueは入ってこないは、B&Oは社長奪還できないは、配当はないという状態で既に敗色ムード。B&Oを売ってNYNHを設立に行った不破さんの株に乗り換えたのは英断でした。安値のB&O株を売るのは、まさに断腸の思いだったでしょう。
平野さんは、$335残していたため予定通りPRRを設立します。唯一B&O株をもっておらず、株の暴落に関わっていなかった上、安値のB&O株を拾う理想的な展開です。
不破さんや上野(貴)さんがB&O株を手放したため、首尾よくB&O株を購入できた武貞さんはようやくB&Oの配当を開始、長かった序盤戦にピリオドを打ちました。
【中盤】
私はB&Oがようやく配当したため、原価割れしたものの、B&Oを手放してB&Mを$67で設立しました。平野さんは、プライベート会社を吸い取ったため、PRRを3株残してNYCを$76で設立しますが、PRR株は$50と安く、既にPRR株を2枚所有している中尾さんが、PRRを購入、社長を奪還します。資金は少ないものの、3−3−2と列車を所有しているので、この奪還は成功でしょう。
私は、”4”列車を購入した後、M&Hを$220で吸い取ります。次に新会社の設立といきたいところですが、残りの会社が3社で、私が4番手。上野(貴)さんは、不破さんのNYNH株4株抱え、会社無し状態。不破さんは$320吸い取って会社設立は確実。中尾さんもPRRを無配して、$140吸い取っているので、私の番に会社は残ってないかなあと覚悟していたのですが、驚いたことにだれも設立せず(ラッキー)。私は単独では$76が精一杯だったため、NYCを経営する平野さんと交渉して、1株買ってもらう事を条件にE−21にタイルを引く事を約束し(山岳ヘクスのため、$120かかる)、C&Oを$90で設立しました。
これを見た不破さんはNYNHを上野(貴)さんに押し付け、ERIEを$100で設立します。最後の4列車が売れない状況でオペレーションが行われました。私はフィーダー戦法を採用します。
次のストックでプライオリティーを引いたのは私でした。残っている会社はCPのみです。誰かにCPを高額で設立され、”4”、”5”列車と買われる順を警戒した私は、CPを$67で値付けします。奪還しても、一気に”5”列車を買えないため、誰も手出しはしませんでした。
【終盤(1)】
このまま”4”列車が残った状況ではジリ貧と考えた不破さんは、”4”列車を持ちながら、ERIEで無配し、”4”、”5”と購入します。これは”3”列車しか持たないPRRかNYNHにDieselを購入させ破産トップを見た不破さんの勝負手でした。しかし、これには大きな誤算がありました。
誰かが6列車を購入した時、自腹を切らされる会社が2社あるので当然と思われた作戦でしたが、不破さんが”5”列車購入時に吐き出した”4”列車がまだ購入できたのでした!。そのため、順番の早かったNYNHが”4”を購入し、PRRが”6”を購入し、DIESELは登場しません。しかも、私以外は最早無配をするよりは配当会社となったため、この時点で長期戦が確定しました。
”4”列車を買わされた上野(貴)さんは、中尾さんにNYNHを放ちました。ここで中尾さんは捨て身の作戦にでます。廃車寸前のNYNHを抱えた上、私が値付けたCPを起こしに来ました。
中尾さんを飛ばしたところで私に勝利は無く、かといってCPを取られても勝利は無い私は、CPを買い支えます。ここでトップ目の平野さんがNYNHの株を4株購入したところでストックラウンドが終了しました。
私は、中尾さんが平野さんにNYNHの魚雷を発射できるよう、B&MでのDIESEL購入を第3オペレーションまで引き延ばしてからDIESELを購入しました。最終まで延ばした時が丁度2台DIESELを購入できるタイミングだったのはラッキーでした。
【終盤(2)】
当然、魚雷を発射すると思われた中尾さんが何故か魚雷を発射せず。これは平野さんにとってはおいしすぎる展開でした。私としてもDieselを2台所有するものの、武貞さんと平野さんの2人との差が大きすぎるため余程のスローペースに持ち込まないと勝てないところでしょう。さすがにNYNH株は売った平野さんでしたが、CPを2株買ったところで、またストックが終了。私はここで秘策を考えました。
この後のオペレーションが終了した時点で、銀行残金は”$4000”程でした。ここで私は平野さん以外の人に提案します。「このまま行けば平野さんが勝つ可能性が高い。阻止するためには平野さんに魚雷を発射させる必要がある。だから、もう一度ストックができる様、配当を抑えて欲しい」。
そこで平野さんとトップを争っている武貞さんに、B&Oで1回無配を要求。その資金でトンネルを掘る事。そして、中尾さんには、PRRとNYNHを列車操作で無配し、PRRを平野さんに魚雷発射する事。その代わりに私はB&MとCPを列車操作で無配し、平野さんにCPを放ちますと。この提案は熱弁の結果受け入れられ、私にとっては、思い通りの展開に。それでも捲れる自信はありませんでした。
かくして、平野さんにはNYNHとCPが放たれ、$2200の出費。私はC&Oの”6”、”D”とB&Mの”D”、”D”で追い込みをかけ最終結果の発表を待ちます。
【プレイ結果】
6 |
プレイヤー資産表(97/7/27 in吹田市民会館) |
|||||||||||
PRR |
NYC |
CP |
B&O |
C&O |
ERIE |
NYNH |
B&M |
|||||
順位 |
氏名/株価 |
67 |
350 |
36 |
350 |
325 |
275 |
90 |
54 |
株式 |
現金 |
合計 |
1 |
武貞 健司 |
1 |
1 |
1 |
6 |
1 |
1 |
1 |
1 |
3297 |
3693 |
6990 |
2 |
上野 宏之 |
1 |
1 |
1 |
6 |
2 |
5 |
2853 |
3908 |
6761 | ||
3 |
不破 明 |
1 |
2 |
1 |
1 |
1 |
6 |
1 |
1 |
3272 |
3303 |
6575 |
4 |
平野 寿光 |
6 |
6 |
5 |
1 |
2 |
1 |
3611 |
1306 |
4917 | ||
5 |
上野 貴史 |
1 |
1 |
1 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
1897 |
2452 |
4349 |
6 |
中尾(夫) |
1 |
5 |
1 |
540 |
1925 |
2465 |
結局、B&O経営の武貞さんが逃げ切り、私は追い込んだものの2位でした。平野さんは、2発の魚雷を喰い4位に沈みました。不破さんは、勝負手が不発に終わったものの、自分の考えに基づいてプレイする事ができていたため、初心者は卒業です。
私は振り返ってみると、長期戦の経験が少なかったため、配当の申告ミスが多かった気がします。また、線路の敷設もお粗末でした。今回は2位でしたが、うまくプレイできれば勝つことはできたと思いますので、この作戦にメドが立ったのは大きな収穫でした。