18EUゲーム会(2007/4/14)

最近、まわりで非常に評価が高い18EU。1830よりもプレイ頻度が高く、18といえばEUという位になってきています。
つなきさん、moonさん、ヴァイスさん、私の4人。

今回は、皆さん作戦を練ってきているようで、どんな手を打ってくるのか非常に興味があります。
まだ、手筋や定跡が確立してないこの段階はゲームを一番楽しいと思う瞬間ではないでしょうか。

【マイナービッド】

つなき氏 moon氏 ヴァイス氏 atog
会社 価格 会社 価格 会社 価格 会社 価格
2
110
6
75
5
70
1
100
3
65
7
60
8
70
14
100
4
70
9
70
10
60
15
90
12
105
13
65
11
85
 
 
合計 350 合計 270 合計 285 合計 290

18EUの一番面白い瞬間のひとつ。ここでのビッドはかなり重要です。
今回は4人プレイという事で、£350持ち。

マイナー会社は全部で15社。4人ですから1人4社持つとすると、1人だけ割を食う事になります。ですが私は、あまり気にせず優良会社を押さえるのを最優先にしました。

私がプライオリティでした(このゲーム何故か私がプライオリティ引く事が多い)。
今まではだいたい11でした。今回は10。

 

基本的にこのゲーム、南部の会社はショボいので、まず南部を出して様子伺いにしました。
あまり良い会社を出してしまうと、資金のある間に競り負けする可能性があります。
逆に今だからこそ優良会社を出して、高値で落とさせるのが良いのか?
私自身まだ良く解りません。

当然というか誰も欲しがらず、結局、ヴァイスさんが60で落札。これは安かった。買っても良かったところ。
その後、1が流れてきたので100で私が落とします。1は定価なら買えるかなという感じの会社ですね。
タイルの発展性は全くありませんが、目先の収益はピカイチです。

私はいつも2か12を取るのですが、今回は両社ともつなきさんに取られてしまいました。
1で定価を支払っているだけに、あまりここに投資する事もできません。とりあえず定価までは頑張りましたが、残念ながら取れず。

ヴァイスさんとmoonさんは共に資金温存作戦。非常に有力な戦法です。
私は流れてきた15を90で取れたので、こうなると14は是が非でも欲しいところ。定価ですんなりとれました。
ここで残金は60。これだともう1社取れない可能性が高いですが、まぁ、60以下で取られる事もないので、資金温存者に極端に美味しい展開にはならずに済みそう。

つなきさんは2と12というドル箱路線を押さえた上、4社持ち。
moonさんも13という優良会社に7と9のベルリンを押さえて4社持ちで65残し。
ヴァイスさんもほぼmoonさんと似たポートフォリオですが、会社の質で劣る感じ。
私は欲しい会社一点集中にしたため、3社しかとれず。

この段階ではmoonさんが一番有利に思えました。改めてこうして眺めてみると、もし南部のもの会社で勝負するのであれば、
moonさんの現金をヴァイスさんに全部渡して良い勝負か?
その位、実は差があった感じがします。


【序盤】
1の私は当然ロンドン接続。15もパリとGeneva向きで予定通り。私はmoonさんに7と13を接続させて、つなきさんの4を無力化する作戦を提案。つなきさんの2と12はやはり脅威であり、少しでも体力を奪っておくのが重要と考えた。
moonさんには9をWarsawではなくHamburgに繋ぐソリューションも提案。これも受け入れられました。

「一度やってみたかったんですよー」(私)
「だったら自分でやれ」(moonさん)
至極当然の反応である。

最初の株式ラウンドでは全員が会社設立。私は15をベースに新会社を設立しました。
1、14、15の3つが考えられる訳ですが、中間の15を選択するのは当然でしょう。
私はマイナー会社が1社少ないため、2社併合する余裕はありません。


【中盤】
第1ストックでは、4社設立。私はFS。株価は3社が£82ですが、私がトップ。
このゲームでは3列車が少ないため先に3列車を買う事は非常に重要。そういう意味で先に運行できるという事は大きなメリットである反面、タイルの置き換えが出来ない(まだ3列車が出てない)トップというのは、結構痛い。

4社が順当に3列車を購入。私は1でFSの3列車を購入。資金をFSに渡し、1は死ぬまで半配当する作戦。トップで動くため、他社が先に3列車を購入しようとしても、先に買えるのが魅力。FSで最後の3列車を購入し、2台確保できたため、まずは一安心。1はこれで3+2体制。おそらく運行できるのは一回だけでしょうが、4+6と6+1+4=21。マイナー会社で105オール取れました。

あと問題は、この1がどこに吸収されるかという事です。つなきさんのB社に吸収させても良いのですが、1で貯めた多くの現金がつなきさんに渡ってしまいます。2+3列車体制下では、マイナー会社で列車操作ができないため、自分の会社に資金を移す事が出来ません。よって、1のマイナー会社をFSに接続。ほどなく5列車が登場して、ゲームは終盤に突入です。

【終盤】
あらためて盤面を眺めると、ヴァイスさんが南部のみで非常に苦しい。南部路線の欠点は、村が少なく、タイル置き換えが多数必要な事。しかもYタイルが多いため、置き換えが進みません(Yタイルは茶色にならないとトークンを2つ置く事が出来ないため、路線がブロックされてしまう)。

ロンパリのような高収入都市も無いため、苦労する割に報われません。プレイヤーもそれを周知していて、誰もヴァイスさんの株を購入しません。株買われない→列車買えない→配当できない→資金繰り悪化→株価下落という負のスパイラルに陥り、破産寸前に。ここでヴァイスさん脱落状態。

つなきさんは、B社とアイスクリーム(そんな感じのロゴマークです)を保有するものの、株価が低い。株式選択に失敗した感じ。今回はつなきさんとは協調路線はとれそうになかった。どうも1と2は近いのに協力的で無い場合の方が多い。
4人プレイだと2社ずつ持ち合う展開なので、敢えて他人と協力する必要無しというムードになっていましたから仕方ないかも知れません。

よって勝敗は私かmoonさんかという展開になりました。つなきさんがmoonさんの株を購入しなかったので、一番高いショッカー(由来はようわからんのですが、みんなそう呼んでる)株を6−4で分け合って持ち、自社株以外は全てmoonさん株にしました。

8列車がでる直前、私のダッチ鉄道(黄色いやつ)は£500しかなく、かなりの持ち出しを覚悟してたのですが、それ以上に危機的状況だったヴァイスさんの会社が自社株を売るため列車操作し、延命措置が図られました。

そのおかげて4列車が生き残り、私は自腹無しで6+P体制。今回はトークンを置き合う展開だったので、収益が伸びなかったのも幸いし、両社とも6+Pというショボイ列車ながら、そこそこの収益を上げる事ができたのが大きく、£300という僅差でmoonさんを振り切って勝利しました。

もし直前で8列車買われていたら300自腹+株価下落になるため、多分負けていたでしょう。展開にも恵まれました。

このゲームは定番ゲームの域に入りました。多分今後一番プレイされていくゲームのひとつだろうと思います。

【最終結果】


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