1846について

私が1830に出会ったのが、約20年前。その頃は、こんな面白いゲームがあったのかと1830を来る日も来る日もプレイしていた記憶があります。 ただ、この1830はプレイ時間が長い上、運の要素が全くなく、決して万人に奨められるゲームとはいえませんでした。

よって、このゲームをフレイするのは、所謂ゲームマニアのみとなり、まわりのゲーマーが徐々に離脱していくにつれ、私自身もこのゲームから足が遠のいてしまいました。

2000年を越えた頃には、ボードゲームからも離れている時期があり、4年間位は全くと言って良いほどゲームを行っていませんでした。 それがここ最近、またゲームの世界に戻ってきてからというものは、1980年代の頃のゲームを中心とした、いわゆるレガシーゲームを集め出しましたが、何度もプレイしてみたいと思うゲームにはなかなか巡り会いませんでした。

そんな中、ゲームサイトをチェックしていたら18xxシリーズとして1830以外にもいろいろなゲームが発売されている事を知りました。 私が1830をプレイしていた頃も1856とか1835、同人でも1890もありました。しかし、私の中では、あくまでもそれは1830のバリエーションのひとつで1830を越えるものではありませんでした。

それを覆したのが18EUです。BGGで高評価という事で購入してみたのですが、時価株発行やマイナー会社のビッドなどが非常に斬新で、1830が陳腐なものに思えてきました。 18EUを販売しているディープソートでは、様々な18xxシリーズを発売しており、とりあえずいろんな作者のゲームを一通り購入してみようと思いました。

その一環として1846を機械的に購入。すると、ゲーム仲間から1846ってTom Lehmannの作品ですよねと尋ねられる。 はて、そのレーマンとやらって一体何者? 私はゲームデザイナーの追っかけという事はほとんどやっておらず、ゲームと名前の一致するのはシドサクソン位というデザイナー音痴なのである。よって、私の知識はその程度でした。

1829に似た株価ボードという事であまり期待していなかったのですが、翻訳していく過程で面白そうな予感がしてきました。Fast Food Franchiseの作者という事も、これを後押ししました(購入してから思うのもどうかと思うが)。

いざプレイしてみると、非常に洗練されたルールである事が判明。慣れてくると1ゲーム3時間ほどで終了します。これは蒸気の時代よりも早いペースです。 だからといって初心者用であるとかいう事は決してありません。初心者は初心者なりに、上級者は上級者なりに楽しめるようにできています。 短時間でプレイできて上級者も楽しめる18xx。手番や個人会社によって作戦が異なるため、作戦の幅が広い。毎回発見があって、飽きが来ないため、今のところ、1846だけあれば他の18xxは不要ではないかと思うくらいです。

さて、そんな1846ですが、このゲームがプレイされているのは今のところ一之江以外では、ほとんど無いようです。 よって、18xxシリーズをまったく知らない人から、18xxシリーズはやった事あるけど、1846は知らないという方、1846が好きで、もっといろんな戦略を知りたいという人向けにいろいろ記事を公開していきたいと思います。


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